頭痛や偏頭痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
足にはいろいろな効果があるとされるツボが多数あります。
今回は、頭痛・風邪・膀胱炎・のぼせ・しもやけに効果がある足つぼと頭重感・心臓神経症・しゃっくり・偏頭痛・肋間神経痛に効果がある足つぼについて、足つぼの見つけ方とマッサージのやり方について紹介します。
■当記事の内容はこちら
2.頭重感・心臓神経症・しゃっくり「泉生足(せんせいそく)」
3.偏頭痛・肋間神経痛「竅陰(きょういん)」
頭痛・風邪・膀胱炎・のぼせ・しもやけ「至陰(しいん)」
頭痛・風邪・膀胱炎・のぼせ・しもやけに効果がある足つぼ「至陰(しいん)」を紹介します。
足ツボの見つけ方
頭痛、カゼ、膀脱炎、のぼせ、しもやけの5つの症状はみな、冷えのいたずらで起こる症状です。
体に冷えが侵入した直後に頭痛が起こり、冷えが体を攪乱(かくらん)すると風邪をひきます。
膀胱炎は冷えがきっかけで起こり、しもやけは極度の冷えが原因です。
のぼせは冷えと反対の現象のようですが、足が冷えて熱が頭に上ってのぼせてしまうのです。
そんな冷えのいたずらを改善するのが
至陰(しいん)のツボです。
足の第五指(手の小指に当たる)のつめの生え際の、外側の角から2mm離れたところが至陰です。
足ツボのマッサージのやり方
冷えによって症状を起こしている人は
足の第五指がかたい、冷たい、しもやけができやすいなどの傾向があります。
ですから、手の指で、至陰を中心に第五指全体をもみほぐしてやります。
2~3分も続ければ、温まるでしょう。
それでもじゅうぶんに温まらない場合は、線香を使います。
点火した線香の火を、至陰に近づけ、熱くなったら離すという刺激をくり返します。
やけどの心配もなく、楽に温熱刺激を与えられます。
第五指が温まったと実感できるまで続けましょう。
ドライヤーの熱風を当てて、第五指を温めるのでもよいでしょう。
これらの刺激を、日常的に行ってください。
湧泉の刺激を併用するのもいいでしょう。
湧泉のツボについてはこちらもご覧ください
頭重感・心臓神経症・しゃっくり「泉生足(せんせいそく)」
頭重感・心臓神経症・しゃっくりに効果がある足ツボ「泉生足(せんせいそく)」を紹介します。
足ツボの見つけ方
泉生足(せんせいそく)は、胃の働きと関連のあるツボです。
東洋医学では、食べすぎて胃が膨らんだ人や、飽食傾向のある人は、頭の働きが悪くなるといわれます。
その一環として、頭重感が現れることがあります。
また、食べすぎて胃が膨らむと、横隔膜を刺激して、しゃっくりが起こることがありますし、胃が膨らむと、当然ながら、横にある心臓を圧迫するので、心臓神経症(脈が乱れたりする心臓病)にもなりやすいと考えるわけです。
泉生足は
胃の働きを正常にして、頭重感
しゃっくり、心臓神経症などを改善するツボです。
足の第二指(手の人差し指に当たる)の裏で、第一関節(指先から一つ目の関節)と第二関節(二つ目の関節)の中間で、左右中央が泉生足(せんせいそく)です。
足ツボのマッサージのやり方
手の親指で押しもみしてもいいのですが、線香灸の刺激がさらに効果的です。
線香の火を、ツボの2~3mmのところまで近づけ、熱いと感じたら線香を離すという刺激を、30回ほどくり返します。
線香灸は気持ちがよく、ツボやその周りがだんだんと温まります。
1日に2~3回、線香灸を行いましょう。
ドライヤーの熱風で温めてもいいでしょう。
予防にも改善にも効果的です。
左右の泉生足を刺激してください。
頭痛や偏頭痛のツボについてはこちらもご覧ください
偏頭痛・肋間神経痛「竅陰(きょういん)」
偏頭痛・肋間神経痛に効果がる足ツボ「竅陰(きょういん)」を紹介します。
足裏ツボの見つけ方
竅陰(きょういん)は
体の側面を走る胆経(たんけい)という経絡(ツボとツボとを結び連ねるすじ道)に属しているツボです。
したがって、体の側面に起こる不調の改善には胆経のツボがしばしば用いられます。
中でも、敷陰は鎮痛作用に優れているので、痛みが強いとき、一度は試みるとよいツボです。
足の第四指(手の薬指に当たる)の、つめの生え際の、外側(手の小指に当たる第五指側)の角から、2mmぼど離れたところが竅陰(きょういん)です。
足ツボのマッサージのやり方
偏頭痛や肋間神経痛を起こしやすい人は、足の第四指がかたくなっていることがあります。
その場合は、ドライヤーの熱風を当てながら、足の第四指を手でもみはぐしましょう。
ふだんから、もみほぐして、やわらかくしておくと、偏頭痛や助間神経痛が起こりにくくなります。
偏頭痛や肋間神経痛が起こったときは、敷陰のツボをギューッと強く押します。
7~8秒間、押したら離して、第四指をもみほぐす刺激を、7~8回くり返します。
偏頭痛や肋間神経痛がやわらぐはずです。
軽快しないときは、少し時間をおいてから、くり返してください。
親指の指先でもいいのですが、つまようじの頭(とがっていないほう)で押すと、さらに効果的です。
ツボにかなりの痛みが起こるように、強い力で押すとよいでしょう。
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