「スキンケア」ではなく皮膚が損傷する「スキンテア」ご存知ですか?

美肌/肌荒れ/ニキビ




 

皆さんは、「スキン“テア”」(Skin tear)という言葉をお間きになったことがあるでしょうか?

「スキンケア」は良く耳にしますが、「スキンテア」っていうのはあまり聞かないのではないでしょうか。

からだ守り隊(akap)です。

 

「スキンケア」と紛らわしいのですが、「テア」(tear)とは、「引き裂くこと」、「裂け目」を意味する英語で、「スキンテア」を日本語訳すると、「皮膚裂傷」ということになります。

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皮膚が損傷する「スキンテア」とは

スキンテア」は

摩擦、ずれによって皮膚が裂けたり、剥がれたりする皮膚の損傷のことを言います。

 

ご高齢の方の皮膚は、極端に薄く

弱くなっているため、若い人では全く問題にならないような軽い圧力でも、傷や内出血を生じます。

 

褥瘡 (じょくそう)と異なり

社会的にまだ認知度が低いため

病院や高齢者施設では

家族から「乱暴な扱いを受けた」

「虐待ではないか?」などのクレームを受けることがあります。

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「スキンテア」の起こる原因

スキンテアはあらゆる年代で起こりえますが

特に75歳以上の高齢者に多く発生します。

 

加齢のため、皮膚が乾燥し、薄くなり弾力性を失います。

また、様々な疾患を抱え、そのために使用する薬(特に抗凝固剤、ステロイド剤)により出血しやすく、弱い皮膚になります

 

また、スキンテアは日常の些細な行動で起こります。

最も多いのは

テープを剥がす時

傷を保護するために貼ったカットバンを取り除くときに皮膚が剥がれてしまったなどのケースです。

そのほか、車いす移乗時、体位交換、寝衣交換などの身支度時、ベッド柵にぶつかる、転倒、おむつの擦れ、駆血帯(くけつたい)使用時の摩擦などの状況で生じます。

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「スキンテア」の予防法

スキンテアは予防が大事です。

 

例えば

「本人やケア提供者が皮膚に過剰な刺激を加えないようにする」

「1日2回の保湿剤塗布を行う」

「皮膚を摩擦から保護する(長袖の着用、レッグウォーマー・サポーター使用)」

などが推奨されています。

 

しかしながら、スキンテアが起こってしまった場合はどのように対処すればよいのでしようか?

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「スキンテア」の対処法

まず、第一に

傷ができた部位を洗浄しガーゼ等で圧迫止血を行います。

 

剥けてしまった皮膚は決して自分たちで取り除かないようにしてください。

なぜなら、剥けた皮膚を元に戻し、テープで固定あるいは縫合すれば、1週間程度できれいに治ることが多いからです。

 

あわてて剥けた皮膚を取ってしまうと

後に残った傷が治るのに非常に長い時間がかかり、その間、本人が傷処置時の痛みに耐えなければいけなくなります。

 

洗浄、圧迫止血の応急処置が終われば

救急病院あるいは皮膚科・形成外科専門医を受診し、処置をしてもらうことをお勧めします。


 

また、打撲後、傷はできてないけれども

出血斑が拡大し、腫れて痛くなってきた場合は、大きな皮下血種ができている可能性があります。

切開し、血腫除去などの処置が必要になりますので、このような場合も、医療機関を早めに受診してください。

スキンテアは保湿や保護で皮膚を守ろう

「スキンテア」とは

皮膚が“裂けた”“刺がれた”といった損傷状態を指します。

予防は、過剰な刺激を与えず保湿や保護でスキンテアを回避しましょう!

 

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