喘息や鼻炎でツライ!良く寝れていないなどの症状にお悩みではないですか?
そんな時はユーカリオイルが効果的で使用を続けると2ヵ月程度あれば改善できると言われています。
からだ守り隊(akap)です。
斎藤医院院長により、ユーカリのアロマオイルを患者に勧めて喘息や鼻炎が改善する効果を確認されました。
今回は、医師から聞いた!喘息や鼻炎に効き改善に効果がある方法としてユーカリオイル使い方!
マッサージと湿布のやり方をご紹介します。
ユーカリは風邪や喘息、鼻づまりなどの症状に効果
漢方薬を主体に、さまざまな病気を治癒していますが、1年前から芳香療法(香りを吸うことで病気改善に役立てる療法)も用いるようになりました。
使用する香草(ハーブ)は
オレンジ、ペパーミント、メリッサ、ラベンダー、イランイラン、ゼラニウム、レモン、レモングラス、ローズ、サングルウッドなどで、30種以上もあります。
目的に応じて選び、患者に使わせているわけです。
ハーブの効果についてはこちらでお話ししております。


その一つに、ユーカリがあります。
ユーカリはオーストラリア原産の常緑高本で
精神安定作用、殺菌作用、抗ウイルス作用(ウイルスの活動をおさえる働き)があり、風邪や喘息、鼻づまりなどの症状に効果があると考えられています。
この一年間、私は主に不眠と喘息の患者にユーカリを使用してきました。
その結果
・重症の喘息が改善した例もあります。
・また、アレルギー性鼻炎がよくなった例もあります。
使用した人はみな
よく眠れるようになったといい、気分が落ち着くという声もあります。
ユーカリは呼吸器の症状を改善する効果にすぐれている
ユーカリ・オイルとは
コアラが主食にしているユーカリの葉から抽出した油のことです。
強い殺菌作用と鎮静作用があり、とりわけ呼吸器の症状を改善する効果にすぐれています。
喘息、気管支炎、風邪の咳止めなどに用いられ、成果が上がってきているのです。
それでは、ご家庭で簡単にできる、ユーカリのオイルを使った治療法を紹介しましょう。
まず、ユーカリのオイルの芳香療法(香りを吸うことで病気改善に役立てる療法)です。
ユーカリ&ハーブの香りを吸う
初めに
・ユーカリの葉を乾燥させたもの(ハーブ)
・ユーカリのオイル
を用意してください。
これらは、自然食品やハーブ(薬用、香料用の植物)を扱っている店、または一部の薬局などでも入手できます。
ユーカリのハーブを小瓶に入れその中に、ユーカリのオイルを数滴垂らします。
そして、瓶の口に鼻と口を近づけて、スーッとするユーカリの香りを深く吸い込んでください。
あるいは、夜寝るときに、この瓶のふたを開けて、枕元に置いて寝てもいいでしょう。
ユーカリのオイルの香りには
雑菌を殺す強い作用があり、軽い風邪の咳程度なら、これだけで止まってしまいます。
また、夜よく寝つけないという人も、枕元に置いておくと、スムーズに入眠できるようになります。
ちなみに、二週間に一度くらいの頻度で、ユーカリのオイルを数滴垂らすと、香りはいつまでも持続します。
この芳香療法で軽快しないときには、ユーカリのオイルを使ったマッサージが大変有効です。
ハーブの効果についてはこちらもご覧ください。


オイルマッサージをする
ユーカリのオイルとヒマシのオイル
(トウゴマという植物から取った油)を、手のひらの上で、ユーカリのオイル1、ヒマシのオイル3の割合で混ぜ合わせ、それをのどから鎖骨の下あたりにかけて塗って、最低5分間、よくすり込むようにマッサージするのです。
ヒマシのオイルには、体の熱を取る作用があるので、ユーカリのオイルといっしょに使うと、相乗効果が得られるようです。
これでも軽快しない人、または夜中に何度も起きてマッサージするのがめんどうだという人は、ユーカリのオイルの湿布が最適です。
これなら、一晩たっぷり効果が持続し、翌朝には症状が軽快しているというケースがよくあります。
オイルの湿布をする
まず、のどから胸にかけて
湿布できる程度の大きさのフランネル(薬局で入手できる、表面のけば立った布)を用意します。
もし手に入らなかったときは、ガーゼのハンカチなどを重ねて用いてもいいでしょう。
この布に、やはり1対3の割合で混ぜたユーカリのオイルとヒマシのオイルを染み込ませるのです。
これをのどから胸にかけて貼り、その上からラップで覆います。
そしてさらに、二つ折りにしたタオルを首に巻いて押さえます。
湿布に使うオイルは、だいたいの目分量でけっこうです。
ただし、ユーカリのオイルの割合が多すぎると、稀に皮膚がヒリヒリしてくることがあるので、気をつけてください。
喉の痛み咳に良く効く「ユーカリ」のオイル
ユーカリのオイルは
臭いを嗅いでも、塗ってマッサージをする方法でも、とりわけ呼吸器の症状緩和に効果があります。
対症療法(症状だけを取る療法)としての効果ですが、とてもすぐれた効き目を発揮するので、喉の病みや喘息の咳(せき)に、この方法が有効的です。
ユーカリのオイルの湿布は、特に子供によく効きます。
風邪で咳(せき)が出で苦しんでいたのが、翌朝にはみごと解消したという例も少なくありません。
効果を高めるには、根気よくマッサージすることが大切です。
ちなみに、大人の場合は効果の点で、多少の個人差があるようです。
ユーカリオイルの使用法とは
それでは、私が勧めている利用法を紹介しましょう。
ユーカリはぜんそくや気管支炎の場合、ユーカリ油を胸に塗る方法もありますが、私が患者に行わせているのは、芳香療法です。
つまり、ユーカリのオイルのにおいをかぐ方法です。
ポットにお湯を入れ、その中へユーカリのオイルを2~3滴落とすか、ユーカリオイルを香炉のように下から加熱するなどします。
こうして温められたユーカリ油から、においが立ち上がり、部屋中に特有の香りが立ちこめます。
熱を加えることで、ユーカリ油が揮発し、ガスになって部屋の中に立ちこめるのです。
一般的な使い方としては、夜就寝前に、このポットでにおいを立てて、そのまま休みます。
炎は出ないので、火の心配はありません。
鼻やのどに症状がある人には、このにおいをかぎ、吸い込んでから床につくように指導しています。
もちろん、症状が出ているときに、においをかぐのもよい方法です。
重度の喘息やアレルギー性鼻炎がが驚くほど改善した
ユーカリの芳香治療の一環として用いるようになって、喘息やアレルギー性鼻炎の治療成果が一段とよくなってきました。
症例を2、3紹介しましょう。
症例1 喘息が改善した例
45歳の女性で、重症の喘息の人がいました。
ステロイド(副腎皮質ホルモン)療法を長い問続けてきており、定期的にステロイドの注射を打っていました。
ステロイド剤は
症状をおさえる力はすぐれていますが
根治療法ではありません。
副作用があるため、なるべくなら使わないほうがいいのです。
それに、いったん使い始めると容易にやめられなくなるという一面も持っています。
そこで、離脱(薬をやめること)のための注射があり、患者によっては、この注射でうまくステロイドと離れられるケースもあります。
しかし、この女性の場合は、成功しませんでした。ステロイドから離脱するための注射がやめられなくなったのです。
わかりやすくいうと、この注射を定期的に打たないと、喘息の発作が起こるのです。
喘息の発作は心理的なことが多分に関係しますが、この女性のケースも、離脱のための注射に依存性があったようで、そのため、注射を打たないと発作が起こるようでした。
私はまず、漢方薬を処方しましたが、あまり効果がなく、注射から離脱できません。
そこでユーカリのオイルの芳香療法を勧めてみたのです。
彼女は毎晩、就寝前にユーカリオイルのにおいを部屋中に漂わせて、その中でリラックスするようにしたのです。
その結果なんと
わずか2ヵ月で注射を必要としなくなったのです。
もちろん、喘息発作のほうも治まりました。
たぶん、精神的な安定が得られたことが大きかったのでしょう。
この芳香療法を今後も続けていれば、発作で苦しむおそれもないと思います。
症例2 幼児の喘息の改善
このほか、8歳の男の子も、ユーカリのオイルの芳香療法で、喘息がよくなりました。
ぜんそくの発作は、一般的に夜寝ているときか、朝の目覚めたころに起こります。
しかし、ユーカリのオイルのにおいをかいで寝ると、精神がリラックスして、すぐに寝つけるし、熟睡することができます。
だから、就寝中の喘息発作がおこらなくなるのです。
喘息の発作は心理的なことが大いに影響しますが、就寝中に発作が起こらなくなると、それが自信になって、病気自体が改善してくるのです。
喘息の改善法についてはこちらも参考にしてみてください。


症例3 アレルギー性鼻炎の改善
さらには漢方薬を半年続けても改善しなかったアレルギー性鼻炎が、ユーカリオイルの芳香療法に切り替えたら改善した、20歳の女性の症例もあります。
アレルギー性鼻炎の改善についてはこちらも参考にしてみてください。



私は今後も、治療の一環として、ユーカリのオイルをはじめとした芳香療法を使用していきたいと思っています。
おわりに
ユーカリには
精神を安定させ、リラックス作用、殺菌作用、抗ウイルス作用があります。
そのためユーカリのアロマ効果は、喘息や鼻炎を改善し安眠できる方法の一つといえます。
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