不規則な生活で胃がシクシク痛む!
ストレスで胃が痛い!
そんな心当たりありませんか?
そんな場合は胃炎や十二指腸潰瘍かもしれません。
十二指腸潰瘍になると胃痛や吐血など起こり、ひどく進行すると胃ガンの恐れがあります。
今回は、十二指腸潰瘍での飲み物はゼラチンが最適?痛みを解消し早く回復する方法と40歳飲食店経営の男性の体験談を紹介します。
十二指腸潰瘍で吐血
私は、美術品を展示するギャラリーも兼ねたバーに勤めています。
だいたい、午後5時くらいに出勤して、午前3時まで働きどおしです。
そして、お店が終わってから軽い食事をし、就寝は朝の6時で、起床が11時。
それから朝昼兼用の食事をして、また夕方からお店に入るという生活サイクルが続いています。
ふつうとはまったく逆の生活サイクルなので、いつも心のなかで体のどこかが悪くなるのではないか、と心配していましたが、今年の初めにその不安が的中しました。
十二指腸潰瘍になっていたのです。
ハッキリと診断されたのは今年になってからですが、本当は去年の暮れから胃の調子が悪く、おなかが空くと胃がシクシク痛んでいました。
そのようなときも、食事をすれば痛みはおさまっていたのでそのままにしておきましたが、だんだん食事のあとも痛みが続くようになり、ひどいときは、眠ることもできないほど痛んだ日もありました。
そして、とうとう血を吐いてしまったのです。
私は病院がきらいでしたが、これにはビックリして、あわてて病院へ行きました。
それから胃カメラ検査を受けて、十二指腸潰瘍になっていることがわかったのです
胃痛にゼラチン!?
病院の先生は、手術はせず薬で治療するが、完治には半年くらいはかかるだろう。
それから、おなかを空かせてもいけないといいました。
しかし、お店に出ているときは食べるわけにいきませんし、いままで以上の量を食べて、太ってしまうのも困ります。
そんなとき、お店のお客さんからゼラチン(動物の骨や皮に含まれているコラーゲンたんぱくの分解物)を教えてもらいました。
よく聞けば、ゼラチンは胃にやさしくて低カロリー、しかも満腹感があるそうです。
私はすぐにゼラチンを取り寄せてもらいました。
ゼラチンの飲み方
私のゼラチンのとり方は、コップ一杯の水にゼリーなどを作るときに使う製菓用の粉ゼラチンを、ティースプーン一杯分入れて、ドロドロになるまでかき回すだけです。
お店にいる間におなかが空くと、それを作って飲むようにしました。
お店にいる時間は長いので、二回くらいは飲みますが、コップ一杯ほどでも満腹感が持続します。
そのため、帰宅後の食事も軽いものですみます。
ちなみに、水の代わりに牛乳を入れてもおいしく飲めるそうですが、太るのが心配なので、もっぱら水で溶かして飲むようにしていました。
ゼラチンの効果
ゼラチンをとり始めて、1カ月くらいたったころです。
潰瘍の薬を飲んでいてもときどき胃がシクシク痛んでいましたが、それがなくなりました。
もちろん、薬が効いてきたこともあるとは思いますが、治療に半年もかかるといわれたのに、これほどの短期間で痛みが消えるとは想像もしませんでした。
3カ月たったいまでもゼラチンをとり続けていますが、胃が痛むことはまったくありません。
健康なころと同じような調子です。
また胃カメラ検査を受けることになっていますが、十二指腸潰瘍が良くなっているか、はやくおなかをのぞいてみたいような気持ちです。
胃がまったく痛くないということは、ゼラチンのおかげで潰瘍が早く治っているかもしれません。
次の検査の結果が楽しみです。
十二指腸潰瘍に効果?ゼラチンは粘膜の回復を促進
女子栄養大学Y教授より
十二指腸潰瘍は
十二指腸の粘膜の表面が、胃液の刺激で部分的にただれ、欠け落ちる病気です。
この場合、線維芽細胞(せんいがさいぼう)という組織が患部に集まり、コラーゲンを分泌して傷口を修復します。
その後、正常な粘膜の細胞ができるのです。
いわば、応急処置にコラーゲンが大量に使われるわけです。
ですから、十二指腸潰瘍のときにゼラチンをとってコラーゲンの材料を供給するのはたいへんよいことです。
ゼラチン・コラーゲンについてはこちらも▼
ゼラチンの摂取は、十二指腸潰瘍によってただれた粘膜の回復を促進するでしょう。
動物実験ですが、コラーゲン(ゼラチン)の投与により、胃潰瘍の病変部を保護する効果が認められた、という研究報告もされています。
ただし、十二指腸潰瘍や胃潰瘍の治療中は、適切な治療薬を服用しながらゼラチンを摂取してください。
コメント