野菜ジュースは体に良いというのは知っていますよね?
でも、何の野菜がどのように体に良いのか?
また、どのように作ればいいのか?
というのはあまり知らないものです。
今回は、野菜ジュース専門店の店長に野菜ジュースの作り方を初公開してもらいました。
病気を退治し健康になり美容に効果ある野菜レシピで野菜ジュースを作ってみてはいかがでしょう。
ジュースにすれば大量の野菜が摂れ健康維持に
「外食ではどうしても野菜が不足する。野菜がたくさんとれる店があってもいいのでは」と、野菜ジュースの専門店をオープンし、今年で16年めになります。
当時独学で勉強していた東洋医学の知識を活かし、一生やれる仕事に取り組んでみたいと考えたのが始まりでした。
ジュースには、8種類の菜っ葉のほかに、8種類の野菜も使っています。
なかでも
・ケールジュース
・パセリジュース
・人参ジュース
・小松菜ジュース
は人気が高く、とくに小松菜には青菜特有のくせがないため、飲みつけるとくせになると好評です。
病気の退治や健康維持、美容に効果があったと評判が高いのも、これらのジュースです。
私自身も疲れたときは、小松菜ジュースをよく飲みます。
小松菜の効果についてはこちらもご覧ください
私の店では、ジューサーを使用し、水や砂糖はいっさい加えないのが特徴といえるでしょう。
代わりにリンゴやレモンで味を調整しています。
成人の一日の野菜の摂取量は、400~600gが理想とされています。
このうちの3分の2をジュースで
残りの三分の一を食事でとるように心がければ、必要な摂取量はらくに満たすことができるはずですから、みなさんも健康維持つ増進のために、ぜひ野菜ジュースを飲む習慣を身につけてください。
人参の効果についてはこちらもご覧ください
成分を失わず美味しい野菜ジュースの作り方
野菜ジュースは、次のような工夫で、ご家庭でもおいしいものを作ることができます。
材料にはアクのない野菜、そして入手しやすい野菜を使うのが長続きさせるポイントといえるでしょう。
その前に、野菜ジュースの効果について以下表をごらんください
ジュースを作る野菜の分量
分量は、コップ一杯(約180ml)のジュースの場合、
人参、レンコンなど水分の少ない野菜で約350g(出来上がりの1.8~2倍)。
ホウンンソウ、レタス、キャベツ、セロリなど水分の多い野菜で約250g(出来上がりの1.3~1.5倍)
が基本です。
これに好みでリンゴ約80g(三分の一~二分の一個)、レモン少々を加えます。
ただし例外として、強い薬効を持つタマネギ、パセリ、ジャガイモの使用量は控え、そのぶんリンゴをふやして量を調節します。
タマネギなら小五分の一個が目安です。
野菜材料をしぼる順番に注意
さて、材料はよく洗って冷蔵庫などで冷やし、アクのある材料は薄い塩水にくぐらせてからジューサーにかけます。
ジューサーには
①レモン
②野菜
③リンゴ
④野菜
⑤リンゴ
の順に
入れてしぼります。
レモンを最初にしぼるのは、酸化防止作用があるからです。
また野菜とリンゴを交互にしぼると、リンゴの汁が野菜の食物繊維に入って効率よくジュースがとれます。
さらにジューサーの受け皿にたっぷり氷を入れて、落ちてくるジュースを冷やすと、野菜のくさみが抜けて、変色も防げます。
ジューサーにかけたら、汁をコップにそそぎます。
氷を入れるなら少量にして、野菜のうまみを味わってください。
冷え症の人や冬場には、氷なしで飲むようすすめています。
人参も食物繊維もジューサーで効果的に
ところで、お客様から
人参を入れるとほかの野菜のビタミンがこわれるのではとか、ジューサーで作ると食物繊維が残らないのでは、といった質問を受けることがよくあります。
しかし、最新の栄養学によると
人参の成分がビタミンCを破壊する
というのは誤りであることがわかってきました。
ですから、心配は無用です。
また、食物繊維に関しては、ジューサーを使ってもかなり残ります。
とくに胃腸の弱い人は、ジューサーでなめらかにした食物繊維のほうが負担にならず、効果的だと思います。
野菜ジュースの効果についてはこちらもご覧ください
野菜に豊富な食物繊維、ビタミン、ミネラルは野菜ジュースで
クリニック医院長より助言を頂きました!
野菜は煮て食べるより
生のほうが栄養的にすぐれているのですが
かさばって大量にとれないのが欠点です。
この点、ジュースにすれば濃縮されるので、栄養素も十分にとることができます。
また、野菜に豊富な食物繊維は、切ったりきざんだりしたぐらいでは、処理が不十分です。
これでは食物繊維だけでなく、食物繊維に包まれたビタミン、ミネラルなども、すべて吸収が悪くなり、思ったほどの効果が得られません。
しかし
ジュースなら、食物繊維も分解されて
中の栄養素が抽出されるので、体に吸収されやすくなります。
薄い塩水でアクを抜くこと、酸化防止のためにまずレモンを加えること、野菜とリンゴを交互にしぼることなども、すべて理にかなっています。
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