根菜の野菜スープまたは根菜の野菜ジュースはご存知ですか?
がんや生活習慣病の予防に根菜の野菜ジュースや野菜スープを飲むべき理由についてお話しします。
野菜ジュースなら飲んでる!という方もいらっしゃると思いますが、今回のお話しは「根菜の野菜スープ・ジュース」です。
その「根菜の野菜スープ」の栄養成分がスゴイ!ので試してみてはいかがでしょうか。
「根のある野菜」が健康と美容に効果あり
昔から「根のある野菜を食べると長生きできる」という言い伝えがありますが、これは栄養成分からいってウソではありません。
「根のある野菜」とは
ニンジンやダイコン、ゴボウなど、根の部分を食用にする野菜のことで、一般的には根菜(こんさい)と呼ばれています。
ところで、最近、この根菜を拠って作るジュースを飲んだら、健康や美容の面で効果があったと評判になっています。
根菜の野菜スープの作り方は
ニンジン、ダイコン、ゴボウのほかに、ダイコンの葉やパセリ、レモン、シイタケを使いますが、これらの食品がそれぞれどんな作用を持つているのか、確認しておきたいところですね。
「根菜の野菜スープ」の種類別栄養素と作用について
それぞれの食品の作用は以下のようなものです。
しかし、根菜の野菜スープのよさは、これらの作用が相乗的に効果を現すところにあります。
それぞれの成分が効果を高め合ったり、吸収を促したりしているのです。
現代の食生活は野菜をとる量が極端に少なく、かわりに肉類などの割合が高くなっています。
成人病がふえた原因の一つに食生活の変化があげられます。が、このままでは、成人病になる時期が早まることになるといわれています。
そして、成人病が「青年病」といわれるような時代が来るかもしれませんね。
ニンジン
ニンジンはご存知のとおり、体内でビタミンAに変わるベータカロチンを豊富に含んでいます。
このべータカロチンが、最近注目されています。
べータカロチンは抗酸化作用を発揮して、ガンを撃退する強力な成分です。
例えば、体内で酸化した悪い油(過酸化脂質)は成人病の原因となりますが、べータカロチンはこの酸化の原因となる活性酸素を除去してくれます。
これが、ガンを始めとする成人病の予防につながるのです。
ニンジンの効果については、こちらもご覧ください。
ゴボウ
ゴボウ100g中には2.2gの食物繊維が含まれており、整腸作用があることが有名です。
また、食物繊維には
脂肪を消化する胆汁酸の分泌を促してコレステロールを減少させたり、糖質の吸収を遅らせて血糖値の上昇を抑えたりする働きもありますが、ゴボウのリグニンは、その効果がとくに高いものです。
ダイコン
ダイコンにも、食物繊維が多く含まれていますので、同様の効果があります。
また、ダイコンにはジアスターゼというデンプンを消化する酵素も含まれているので、さらに胃腸の調子を整えてくれます。
ただし、加熱すると効果が失われてしまうので、注意してください。
ダイコンの葉にはビタミンCやカルシウムが多く含まれています。
ビタミンCは美容ビタミンといわれる一方で
ストレスの撃退にも効果があり
さらには発ガン性物質のニトロソアミンが体内で生成するのを抑制する、ということで脚光を浴びています。
また、カルシウムは歯や骨の元になるものですから、カルシウムを多くとれば、骨粗夥症の予防もできるのです。
パセリ
パセリはふだん見逃されがちですが、とても栄養的に優れた食品です。
カルシウムはダイコンの葉に匹敵し
べータカロチンの含有率はニンジンより高く、ビタミンCをダイコンの葉の約3倍含んでいます。
それだけに薬効も高いのです。
また、鉄分が100g中9.3mgもあることから、ビタミンCの作用も加わって貧血の予防に効果があります。
さらに、カリウムが血圧を調整し
若返りのビタミンといわれるビタミンEも豊富なことからガン、動脈硬化の予防や、肌の老化の防止にも効果があります。
レモン
レモン果汁はビタミンCやクエン酸が豊富で、免疫力を高めたりカゼなどのウイルスを攻撃する力があります。
また、根菜ジュースを飲みやすくするためにも、レモン果汁はたいへん効果的なのです。
味つけの意昧ではレモン果汁のほかに、オレンジやリンゴの果汁を入れたり、甘味が欲しいときはハチミツを入れたりしてもよいでしょう。
ちなみに、以下は著者が使っているはちみつです。
シイタケ
最後はシイタケです。
シイタケはビタミンB2とビタミンDの多い食品です。
ビタミンB2は肌の美しさを守るビタミンであると同時に、動脈硬化を防ぐ働きがあります。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きをします。
加えて、シイタケの成分で重要なのはエリタデニンです。
エリタデニンは善玉コレステロールをふやして、血圧を正常に抑えるのです。
シイタケの効果については、こちらもご覧ください。
根菜の野菜スープの作り方
(約3~4杯分)
【材料】
・ニンジン:4~5本
・ダイコン:25g
・ゴボウ:25g
・ダイコンの葉:2g
・パセリ:2g
・干しシイタケ:1枚
・レモン果汁:大さじ2杯
【作り方】
1.干しシイタケは、ぬるま湯に2時間以上つけておく。
シイタケを入れたまま戻し汁を火にかけ、煮つめて冷ます(シイタケエキス)
2.ニンジン、ダイコン、皮をむいたゴボウ、ダイコンの葉、パセリを適当な大きさに切つて、ジューサーにかける。
3.2.で搾ったジュースに1.のシイタケエキスとレモン果汁を加える。
(シイタケは取り除いて別の料理に使用する)
*リンゴやミカン、ハチミツなどで甘味をつけても、美味しくできあがる。
*ジューサーがない場合は、根菜は固めにゆでておろし金でおろし、葉野菜はみじん切りにして、それぞれガーゼなどで搾る。
搾りかすも有効に利用する事。
*ダイコンの葉が入手しにくい場合は、パセリの量をふやすなどの工夫をする。
*冷蔵庫で保存するのが原則ですが、一度沸騰させると、さらに長持ちするが、成分の一部が損失するのが欠点である。
体験談:肌が綺麗に頭痛や夜間頻尿にも効く
肌が綺麗になり頭痛や夜間頻尿にも効く飲み物は「根菜の野菜スープ」と話す35歳女性の司会業をされている方の体験談です。
女性にうれしい「根菜のジュース」とはβカロチン・ビタミンが多く低カロリー
発売されている根菜の野菜スープを知ったとき、「これはいいものがある」と、とても興味を持ちました。
そして、九月からさっそく根菜の野菜スープを飲み始めたのです。
私は、司会業という仕事柄、人前に立つことが多く、美容に気を使いますし、ダイエットにもとても関心があります。
根菜の野菜スープとは
ニンジンやダイコン、ゴボウなどから作られているジュースです。
根菜の野菜スープは天然のべータカロチンとビタミン食物繊維がたっぷり含まれていて体に良いのはもちろんですが一缶の熱量がわずか24キロカロリーと聞いて、うれしくなりました。
これなら太ることを心配する必要もないと思ったからです。
私にとって市販のトマトジュースは、どろどろして飲みにくくにおいも好きではないのですが根菜の野菜スープはサラッとして、あきのこない味なので、とても気に入りました。
司会業は、3~4時間立ったままということがよくあり、意外と体力のいる仕事です。
のども渇くので、よく水分をとりますが、コーヒーなどを飲んでしまうと、すぐトイレにいきたくなるのが欠点です。
ところが、根菜の野菜スープを飲んでも、トイレが近くなることがありません。
そればかりか、
体が内側からポカポカと温まって、疲れが取れて元気になるのです。
そのため、私は、いつもバッグに根菜の野菜スープ2~3缶を入れて、仕事の合間など、好きなときに飲むようにしました。
便秘も解消し肌もツヤツヤ「根菜の野菜スープ」の効果とは
そして十日ばかりたったころでしょうか。
鏡を見ていて、最近、肌の調子が良いな、と気づきました。
カサカサしがちだった肌がツヤツヤしており、化粧のノリもよいようです。
これは女性にとって、うれしいものです。
また、以前は、なかなか寝つけなくて困っていました。
とくに、次の日の仕事が気になったりすると、目がさえてしまうのです。
それが、根菜の野菜スープを飲むようになってからは、夜もぐっすり眠れるようになりました。
足が冷えて眠れない
といったこともなくなりましたし
かつては一晩に二~三回はトイレに起きていたのですが、その回数もぐっとへりました。
熟睡できるので、その日のうちに疲れも取れ、朝の目覚めも壮快です。
私は、しょっちゅう起こる頭痛にも悩まされていたのですが、それもいつの間にか解消できました。
これらはやはり、根菜の野菜スープを毎日飲んでいるおかげでしょう。
食物繊維も豊富なので、便秘とも縁がなくなり、弱かった胃腸の調子もよくなりました。
根菜のジュースは料理にも赤ちゃんにも使える!
私は、根菜の野菜スープを料理にも積極的に取り入れています。
根菜の野菜スープは、煮込むとトマトのような味になることから、ミートソースを作るときには、トマトの缶詰のかわりに使っています。
これまでより格段に風味がよくなりました。
このように、根菜の野菜スープがすっかり気に入った私は、友人にもすすめてみました。
飲んだ友人も、ポカポカしてよく眠れるようになったとか、体調がよいとか、私と同様のことを体験しているようです。
また、私の妹は、赤ちゃんの離乳食として、根菜の野菜スープを利用しているそうです。
根菜の野菜スープについてはこちらも!
おわりに
根菜の野菜スープに多量に含まれる
ミネラル類や、ビタミンB群、Eなどには、血液の循環をよくする作用があります。
これらの効果が相乗して、冷え症を撃退できたと考えられます。
さらに、イヌリンというゴボウの成分や、パセリに含まれるカリウムなどは、尿の出を調整する効果があるといわれています。
根菜の野菜スープが夜間の頻尿にも効いているのは、こうした成分によるものなのです。
熟睡できれば疲れにくくなりますから、きっと体力も充実してきて、体調やお肌などいろいろな面で相乗効果がうまれたものと考えられます。
バランスよく大量の野菜の成分がとれる根菜の野菜スープは、成人病などの予防や撃退に大きな効果があります。
もちろん健康の維持にも最適です。
また、根菜の野菜スープの基本的な手作り方法と注意点を紹介していますが、市販されているものもありますので、成人病撃退飲料の根菜の野菜スープを、飲み始めてみてはいかがでしょうか。
根菜の野菜スープの効果についてはこちらもどうぞ!
コメント