こんにちは!akapです。
生活をしている中でそこまで重くはない体の不調は経験ありませんか?
例えば、胃痛・背中の痛み・生理痛・慢性下痢などです。
今回は、そんな胃痛・背中の痛み・生理痛・慢性下痢に効くツボのマッサージをご紹介します。
胃痛「ひざの外側のツボを強めにマッサージ」
胃のもたれや胃の痛みに効果的なゾーンは、図のように、両足の外側にあります。
では、具体的に説明しましょう。
まず、足の外側を、ひざのお皿の上から股の高さまでを5等分してください。
ひざのお皿の上から、5分の2上にあがったところまでが、ゾーンの縦の範囲です。
そして、大腿部の前面中央から、指の幅5本分外側までが、横の範囲です。
足をまっすぐに伸ばしてみると、ひざの外にくばみができ、そこから大腿部の外側に沿って、筋肉が伸びています。
これを大腿四頭筋といいます。
この大腿四頭筋に、右足なら右手、左足なら左手の、親指を除く4本の指を引っかけるようにして押し、痛く感じる場所を探します。
このようにして見つけた、痛みを感じる点(圧痛点)と筋肉の張りを感じる場所を重点的に刺激しましょう。
そのまま4本の指で、押してもかまいません。
しかし、左右の手の親指どうしを重ねて、痛みを感じるところに置き、4本の指は足の裏に回して支えにし押すほうが、より力が入りやすくなります。
このようにして、一ヵ所につき3~5秒、足の中心部に向かって押します。
そして、圧痛点を重点的に、ゾーン全体を両足合わせて3分間刺激します。
このゾーンには
胃と関わりが深い胃経という経絡(一種の生命エネルギーである「気」の通り道)が通っています。
こうして刺激を加えることで、経絡を通る「気」の流れがスムーズになり、胃が正常に働き出すのです。
このゾーンの刺激は、即効性があるので、急な胃の痛みに襲われたときは、ぜひ試してみてください。
もちろん、慢性的な胃痛、胃が重い、食欲不振といった不快感も、次第に改善してきます。
気持ちを落ちつけて、リラックスしながら毎日行うと、これらの症状が軽快しますし、また、ストレスの解消にも、効果的です。
胃痛などの対策についてはこちらもご覧ください
背中の痛み「太ももの後ろのツボを丁寧にマッサージ」
一概に背中が痛むといっても、その原因はさまざまです。
まず考えられることを、いくつか並べてみましょう。
急な運動や慣れない労働をしたあとに、筋肉の疲労によって痛む場合があります。
肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)やリウマチなどによる痛みは、寒い季節によく出ます。
また、痛むほどではなくても、背中がこることがあります。
こういう場合、機能が低下した内臓が、その訴えを起こしているためであることが、しばしばあります。
これらによる背中の痛み、またはこりは、図にある足のゾーン刺激で、解消することができます。
先ほど、背中のこりは、内臓の症状が反映される場合がしばしばある、といいました。
このゾーン刺激は、胃腸や肝臓の疲れからくる背中のこり、痛みには、特に有効です。
なぜなら、このゾーンを刺激すると、消化器と循環器の働きも高められるからです。
では、刺激するゾーンを紹介しましょう。
まず、おしりの盛り上がりのすぐ下からひざの裏までの足の裏側を、5等分します。
そして、おしりのすぐ下から5分の2下がったところより、ひざの裏のすぐ上までが、ゾーンの縦の範囲です。
横の範囲は、足の後ろ側の真ん中を中心にして縦方向に、指4本を並べた幅です。
このゾーンの刺激は、指圧をするように押し込むより、もみほぐしたほうが効果的です。
親指を足の前面に回して支えにし、他の4本の指がこのゾーンにかかるようにして、まんベんなくもんでいきます。
痛みを感じる箇所があれば、そこを重点的にもんでください。
少しもみにくい場所なので、家族の人に頼んでもんでもらってもいいでしょう。
両足のゾーンを、合計3分間かけて刺激します。
これを毎日くり返していくと、背中の痛み、こりがどんどん軽くなっていくはずです。
腰痛・肩こりのツボマッサージはこちらもご覧ください
生理痛「左足のひざの内側のツボを強めにマッサージ」
一般に生理時には、多少なりとも鈍い痛みが伴うものです。
しかし、日常生活に支障をきたすようなひどい痛みに襲われるような場合は、なんとか改善しなければなりません。
下腹部や腰に強い痛みを感じる、吐き気がする、冷や汗が出て寝込んでしまう・・・
このようにひどい症状で悩んでいる人には、図に示した、生理痛に有効な足のゾーン刺激をお勧めします。
生理痛のゾーンは左足のみで、ひざ上の部分をはさんで、胃痛のゾーンと反対の内側に位置しています。
まず、足の内側を、ひざのお皿の上から股の高さまで、縦に5等分してください。
ひざのお皿の上から、5分の2上にあがったところまでが、ゾーンの縦の範囲です。
そして、大腿部の前面中央から、指の幅5本分内側までが、横の範囲です。
足をまっすぐに伸ばしてみると、ひざの内側にくばみが現れます。
そのすぐ上に、ふっくらと盛り上がった筋肉が浮き出ます。ここが、生理痛のゾーンの中心と思えばいいでしょう。
生理痛がひどい人は、たいがいこのゾーンを押すと、痛みが走るはずです。
まず、ここを左手の親指を使い、3~5秒間、押してみます。
他の4本の指は、大腿部の外側をしっかりつかんでおきましょう。
ただ軽く押すだけでは、効果は期待できません。
足の中心に向かって、深くまっすぐ親指を押し込んでください。
次に、少しずつ位置をずらしながら、このゾーン全体を押していきます。
3分ほどかけて、ゾーン全体を刺激してみてください。
生理痛は、ホルモンバランスの崩れ、血の滞りなどが原因です。
このゾーン刺激を行うと、これらの原因を取り除くことができるのです。
実際、このゾーンを押さえた瞬間に楽になったという方をたくさん見ています。
生理による腰のだるさの軽減もそうですが、下腹部の鈍痛解消には、いちばん効果があるようです。
生理痛対策についてはこちらもご覧ください
慢性下痢「左の太ももの外側のツボをマッサージ」
古くなった食品、食べすぎ、などの原因で起こる下痢は、それに合った治療をしなければなりません。
しかしこれとは別に、原因がはっきりせず、しばしば下痢をくり返すという症状に、悩まされている人がいます。
このような慢性の下痢を解消するには、図にあるような、足のゾーンの刺激が有効です。
まず、右足のひざ頭から般の高さまでの長さを5等分します。
そうしたら、ひざ頭から数えて、5分の2から股の高さまでの間を確認してください。
この間がゾーンの縦の範囲になります。
横のゾーンの範囲は、大腿部(だいたいぶ)前面の真ん中から、指の横幅5本分、外側へ移動したところまでです。
この、下痢に効くゾーンは、右の足だけにあるのです。
ではなぜ右だけなのか、説明しましょう。
下痢が起こるのは、一般に、水分を吸収する腸の能力の低下が原因です。
水分の吸収は、主に、小腸の出口付近と、それに続く大腸の前半の部分とで行われます。
これらの部分は、体の右側に位置しているので、その症状は、右の足に投影されるのです。
このゾーンは、便通が正常であれば、押して痛く感じることはありません。
ところが下痢の症状があると、この部分の筋肉が緊張しているので、押すとビーンと響きます。
また、触れると、ひんやり冷たい感じがする場合もあるでしょう。
初めに、右手の親指で、このゾーンの中でも特に圧痛(押すことによって生じる痛み)を感じる点を探します。
そして、その点に置いた右手の親指の上に左手の親指を重ねます。
残りのそれぞれの手の4本の指で足を包むようにして、親指で、垂直に強めに押します。
3~5秒間たったら離し、再び押すという動作を4、5回くり返してください。
この圧痛を 感じる点は、数箇所に現れる場合がありますので、その圧痛点を重点的に、ゾーン全体を3分かけて押しましょう。
続く下痢についてはこちらもご覧ください
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