頭痛に悩まされていませんか?
忙しい現代社会の中、頭痛の原因として睡眠不足やストレス・疲労がたまるなど、頭痛に悩まされている人は少なくありません。
頭痛を治すには頭痛の種類をまず知り、それぞれの対処をする必要があります。
頭痛の解消としては、ストレスの解消や痛い部分を冷やす、ストレッチをするなどさまざまです。
今回は、頭痛を解消する種類別の対処法を紹介します。
■当記事の内容はこちら
2.頭痛の原因を知り、頭痛の種類による対処を
3.頭痛で後頭部が痛む場合は、身体的・精神的ストレスが原因!?
4.片頭痛(偏頭痛)の治し方・対策
5.頭痛を治す方法(頭痛改善体操)
片頭痛(偏頭痛)の症状
統計をとってみると
日本人の3分の1以上が慢性的な頭痛持ちといわれています。
そのうち脈に合わせた、ズキズキする頭痛が、体質で起きる人もいます。
そんな頭痛を片頭痛といいます。
日本人の8%がこのタイプの頭痛に悩まされているというデータもあります。
年頃の女性に多くみられることから
その原因に女性ホルモンが影響していると考えられています。
片頭痛といっても頭の片方に限らず両方や後頭部にも発作が起こり、また吐き気を伴うこともあります。
特徴の1つに頭痛の起こる前触れ(前兆)を訴える人が2~3割もいます。
よく知られている前触れは
頭痛の30分ほど前に眼前にチカチカと輝く光が現れ、視野の一部が見えにくくなることです。
これは閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれます。
頭痛の原因を知り、頭痛の種類による対処を
「頭が痛い」といってもいろいろな痛み方があり、痛くなる頻度や伴う症状もいろいろあります。
片頭痛の原因は
頭の血管が過度に広がるためと考えられています。
頭の血管では
ストレスなどが引き金となってセロトニンという物質が増えます。
増えたセロトニンは太い血管を一旦収縮させますが、その後減少するため、血管は過度に拡張し血管痛が起こるのです。
また、頭や顔の感覚神経である三叉(さんさ)神経が関係しているともいわれています。
そのほか、環境やライフスタイル、食ベ物の影響で痛みが起こることもあります。
・寝不足や寝過ぎ
・貧血
・コーヒーや緑茶に含まれるカフェインの取りすぎ
・赤ワインやチ∃コレート
・チーズなどに含まれるポリフェノールなど
が頭痛の原因になることがあるのです。
頭痛には、
原因によっていくつかの種類があります。
頭の中の血管の拡張によって周囲の神経が刺激されて痛む「片頭痛」
首や肩、頭の筋肉が緊張することによって筋肉の血流が悪くなり、その周囲の神経が刺激されて起きる「緊張性頭痛」
目の後ろにある動脈が拡張して炎症を起こし片側に痛みを起こす「群発性頭痛」
などがあります。
今回は、「緊張型頭痛」を軽減する運動を紹介していきます。
頭痛が治らない場合の嘔吐や高熱やけいれんはすぐに病院へ
しかし、頭痛を引き起こす原因はさまざまで、クモ膜下出血や脳腫瘍、脳梗塞など危険なものもあります。
これまで経験したことのないような強い頭痛が突然表れたり、手足のまひやしびれ・けいれんや、激しい嘔吐、高熱などを伴う頭痛が起きた時は、すぐに専門機関を受診してください。
頭痛で後頭部が痛む場合は、身体的・精神的ストレスが原因!?
緊張型頭痛は
慢性的な頭痛の中で最も多く見られ、年齢や性別に関係なく発症し、後頭部や首筋を中心に頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが起こります。
緊張型頭痛の原因とは
原因には
長時間のデスクワークやパソコン操作、うつむき姿勢、車の運転、就寝時の合わない枕など、不自然な姿勢を長い問続けることや運動不足などから、首筋から肩にかけての筋肉が収縮して凝った状態になり頭痛を引き起こす「身体的ストレス」
仕事や家庭などの心配事により神経や筋肉の緊張が高まり、頭痛を引き起こす「精神的ストレス」が挙げられます。
頭痛の予防対処法はストレスの解消
緊張型頭痛を予防するためには
心身のストレスを上手に解消することが大切です。
ストレス対策についてはこちらもご覧ください。
日ごろから適度な運動を行い、同じ姿勢を続けないように心掛け、時々背筋を伸ばしたり、肩を回すなどして、頭、首、肩の筋肉をほぐすことを意識しましょう。
1日の終わりに、ゆっくりとお風呂につかったり、首や肩をマッサージするのも効果的です。
ゆったり、のんびりした時間を持つことが何よりの予防であり、治療につながります。
ストレス対策についてはこちらもご覧ください。
片頭痛(偏頭痛)の治し方・対策
片頭痛に襲われたときは
まず、ズキズキしている部位を冷やします。
光や音にも敏感になるため、できれば暗くして静かな場所で休んでください。
ひと眠りできるなら、寝ている間に頭痛がおさまるかもしれません。
たびたび発作が起こったり、痛みがひどく普通の頭痛薬などが効かないときは、頭痛外来などがある専門の病院に相談してください。
片頭痛かどうか調べる検査は特にありません
(患者さんが訴える症状が一番の診断のポイントとなります)が、くも膜下出血や脳腫瘍など、危険な頭痛がひそんでいる可能性もあるので、いつもと少しでも違った症状があれば、自分で判断せず医師に伝えてください。
片頭痛と診断されれば、治療薬が処方されます。
頭痛対策のツボについてはこちらもご覧ください。
頭痛を治す方法(頭痛改善体操)
緊張型頭痛は
身体的・精神的ストレスから首や肩の筋肉が持続的に緊張して、凝り固まったような状態(首こり・肩こり)となり、頭痛が起こりますが、この筋肉の緊張をほぐすのにストレッチは有効です。
同じ姿勢をとることが多い人は、首の後ろが硬くなっていないかチェックし、ストレッチを行ってみましよう。
首の側屈方向ストレッチ
背筋を伸ばした状態で、首を傾ける反対側の肩を手で押し下げ固定し、ゆっくりと首を傾けていく。
首の斜め下方向ストレッチ
背筋を伸ばした状態で、斜め下を見るように手でゆっくりと頭を傾ける。
※ それぞれ息を止めずに10秒間保持し、逆方向も同様に行う。
※ 無理に力を入れず、痛みのない範囲でゆっくり優しく行う。
頭痛を解消するツボについてはこちらもご覧ください。
おわりに
頭痛発作が重なり普段の生活に影響がでる場合、予防薬を定期的に飲みます。
また市販の薬が効かない発作に対しては、トリプタン系製剤という片頭痛の特効薬があります。
片頭痛は、時に仕事や学業などに差しさわりが出るほどに苦しむこともあります。
自分ひとりで解決できないときは、まずは相談してみてください。
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