糖尿病になりやすい人の特徴7つのチェック検査!糖尿病の原因と予防

糖尿病/中性脂肪




糖尿病予防また治療には何に気をつければ良いかご存知ですか?

簡単です。食事と運動!

これが糖尿病治療の基本です!

 

しかし実際に実行するのは非常に難しいものです。

ではどのような方が糖尿病になりやすいのでしょうか?

またそれはどのようにチェックすれば良いのでしょうか?

 

今回は、そんな疑問を解決するべく、糖尿病になりやすい人の特徴7つのチェック検査を紹介します。

また、簡単に糖尿病の原因と予防についてお話しします。

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糖尿病は年々増加

全国で糖尿病を強く疑われる人口は約950万人。

(平成24年「国民健康・栄養調査」(厚生労働省))

 

糖尿病は、40歳以上の実に4人に1人

これが現在の日本の糖尿病患者の推定数である。

 

さらは、それと同じぐらいの数の糖尿病予備群がいて、10~20年という歳月をへて、ほんものの糖尿病に移行していく。

糖尿病にかからないためには

若いうち、できれば20歳代、30歳代から気をつけなければいけないということである。

 

また、40代よりは50代

50代よりは60代、70代と

年を取るほど発症率が高くなるのも糖尿病

 

「この年までかからなかったのだから、もう安心」」ということもない。

あらゆる年代の人にとって、決して他人ごとでない病気が糖尿病である。

 

糖尿病にならないためにはどうしたらいいのか。

また、なったらどうしたらいいのでしょうか?

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「糖尿病にかかりやすい条件」検査チェックリスト

全部で7つ項目があって、それぞれに点数がついています。

これで、自分が該当する項目の点数を合計し6点以上になった人はきわめて糖尿病にかかりやすい状態ですから、要注意といえます。

 

私も以前にやったことがあり、ちょうど6点でした。

これはいかんと気づいてから、せいぜいよく歩き、また食べ過ぎ「飲み過ぎをもないように心掛けていますが、同じような人はけっこう多いのではないでしょうか。

 

このチェックは、「インスリン非依存型(インスリンというホルモンの注射をしなくても生活できる型の糖尿病)と呼ばれる、中高年になってから現れる糖尿病を対象にしたものです。

成人病になりやすいかどうかも、これでかなりわかります。

 

このリストで「家族」というのは、

両親、兄弟までの一親等と考えていただければ結構ですが、もっと広く、祖父母、おじ、おばあたりまで見ていただければ、なおいいです。

 

このリストの中で、①と③は遺伝に関わる項目です。

ですからインスリン非依存型の糖尿病は、遺伝の重みが4割あるということですね。

ですのであとの6割は

生活の仕方次第で生活面の管理をしっかりやっておけば、明らかな糖尿病になることは必ず防げるのです。

 

明かな糖尿病というのは

空腹時の血糖値が140mg以上

あるいは食後の血糖値が200mg以上の場合です。

この場合は例外なく糖尿病といって間違いありません。

ただ、それ以下でも、空腹時の血糖値が110~140mgの人は詳しい検査をすると、かなりの確率で糖尿病と診断されます。

 

空腹時の血糖値が、

110~120mgの範囲で10%

120~130mgの範囲で20~30%

130~140mgの範囲で70~80%

すでに糖尿病といえる状態になっています。

 

これを糖尿病の軽症期といいます。

このように、インスリンか非依存型の糖尿病は、ある日突然発症する病気ではありません。

10年、20年の軽症期をヘて、明らかな高血糖状態になっていくわけです。

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早めの治療が動脈硬化の進行を防ぐ

糖尿病の軽症期の症状はありません。

全く無自覚、無症状です。

 

この時期に起こる現象で、最も特徴的なのは肥満です。

20歳代前半に比べて体重が6kg以上(普通の体格の人で体重の約10%以上)ふえることが多い

これが、糖尿病の危険を告げる一つの重要な情報です。

 

体の中で起こっている現象としては

この時期には、膵臓からインスリン(ブドウ糖を処理するホルモン)の分泌がむしろふえます。

 

明らかな糖尿病と診断される時期より多いのは当然ですが、血糖値が正常だった時期に比べても、インスリンがたくさん分泌されているのです。

 

インスリンというのは、血液中のブドウ糖を処理するホルモンですね。

これがたくさん出でいれば血糖値は下がって、一定に保たれるはずなのに・・・。

 

体内で、インスリンが非常に働きくい状態(インスリン抵抗性)が起こっているのですね。

インスリンが糖分を有効に処理できない。

そういう状態のまま、10年、15年と経過するわけです。

こんなふぅに、むだなインスリンがたくさん分泌されている状態が「高インスリン血症」(血中のインスリンの量が異常に多くなる病気)を招きます。

この状態が続くと、血圧が高くなり、血液中の中性脂肪値も増加してきますし、総コレステロール値もいくらか高くなります。

 

しかし逆に、血管を保護する善玉コレステロールは少なくなりますいそういったことから、動脈の血管にいろいろと障害が起こってくるわけです。

よく糖尿病の人は動脈硬化の進み方が普通の人より10年早いといわれますが、それは、この軽症期に始まっているのです。

 

つまり、糖尿病というのは

まず動脈硬化から始まる病気なのです。

 

動脈硬化の対策についてはこちらもご覧ください

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糖尿病で本当に怖いのは合併症(ある病気の進行に伴って起こる別の病気)ですが、

目や腎臓に合併症が起こってくるのは、空腹時の血糖値が140mgを超えて5年、10年とたってからの人が大部分です。

 

一方、40~50歳代で狭心症(心臓の血管が狭くなる病気)や

心筋梗塞(心臓の血管が詰まって起こる病気)を起こす人は、ほとんどみんな、糖尿病になりかけていると見ていいでしょう。

その人たちは、心臓病で亡くなられてしまうことで、本格的な糖尿病に至ることなく一生を終えるわけですが、幸いにしてこの時期を乗り越えられると、やがて明らかな糖尿病になり、ついには糖尿病特有の合併症を引き起こすというわけです。

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糖尿病の改善と予防とは

チェックリストで6点以上だったら、一度詳しい検査を受ける。

それで糖尿病の軽症期と診断されたら、治療を開始することで本格的な糖尿病と動脈硬化による心臓病も防げます。

もちろん、基本的に大切なのは食事療法と運動療法ですから、それをきちんと実行したうえですよ。

 

食事や運動など、生活上のポイントとしては

まず、基本的な生活スタイルとして「一無、二少、三多(いちむ、にしょう、さんた)」をお勧めします。

一無は

「禁煙」でタバコを吸わない生活

 

二少は

「小食」と「少飲」で

栄養のバランスよく食べて腹7~8分目を守り

酒は飲んでも一合程度にする。

 

三多というのは

「多動(たどう)」

「多休(たきゅう)」

「多接(たせつ)」

です。

自分に合った避度な運動をし、十分な休養と睡眠を取るのが、多動、多休。

そして、多くの人と接して、趣味豊かな生活をするのが多接です。

 

その中でも強調するとしたら、それはもう、絶対「一無」です。

タバコはやめなければいけません

 

糖尿病学会では、タバコと糖尿病の関係についても発表がありました。

 

タバコを吸う人と吸わない入とを比べると

当然ながらタバコを吸う人のほうが、糖尿病の経過が悪いことがわかっています。

これは軽症期で、すでに差が出ているのです。

 

また、この「一無、二少、三多」は

糖尿病の人だけでなくすべての人の健康生活の基本です。

 

糖尿病の人の生活療法は、実は健康な生活スタイルそのものですから、糖尿病を防ぎ、治すための生活は、万人共通の最良の養生法であるわけです。

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