山芋がなんとなく体に良いというのは皆さん聞いたことありますよね?
何に効果があるか知っていますか?
からだ守り隊(akap)です。
今回は、糖尿病に効果が期待できるという山芋。
その山芋をスープにして飲んだら糖尿病改善の効果があるばかりか血糖値の低下や動脈硬化の予防、
髪や精力・体自体を若返らせてくれる回春スープと話してくださった診療所所長の意見を紹介します。
■当記事の内容はこちら
2.山芋の薬効とは
3.山芋の病気に対する効果とは
4.山芋を食生活に
山芋は栄養バランスが良く体調管理が期待できる
ロシア、ブルガリア、東ドイツ、トンガなど、芋を多食する民族が健康で長寿だということは、世界的にも有名です。
芋類には人体に役立つ多くの有効成分が含まれており、さまざまな体の不調を回復させる効果が十分に期待できます。
なかでも山芋は、
世界最古の薬学書である『神農本草経』に薯預と記され、のちに山薬とも称して、古くから薬として用いてきたほど栄養効果がすぐれています。
食材としても、生で細切りにしたり
すりおろしてトロロにして食べるほか
煮物、酢の物、天ぷら、うどんやそばのつなぎなどとして、昔から食卓に供せられてきました。
自然薯といわれる山野に自生する山芋は、とくに薬効にすぐれ、栽培したものより珍重されます。
山芋にはほかに、長芋、大和芋、つくね芋、ダイジョなどの種類がありますが、薬効に大きな違いはありません。
いずれも色が白く、肌がなめらかで、重みのある大きいものが良品です。
山芋の薬効とは
山芋の薬効は
生で食べる場合と
乾燥したものを用いる場合とで、いくぶん違ってきます。
生食の最大の効果は
大根の約二倍も含まれている消化酵素のジアスターゼが、胃腸の調子を整えてくれることです。
山芋の食べ方の代表的なものに麦トロがありますが、トロロをかければ不消化物である食物繊維の豊富な麦ごはんをかまずに飲み込んでも、消化不良を防げます。
また、成分の一つであるアラントインは潰瘍を治し、アルギニンは出血を止めます。
しかし、山芋のように、食物の有効成分で薬効を期待する場合、ある程度の期間続けて食べる必要があります。
そこで、保存がきき、手軽に利用できる乾燥の山芋を、スープにして利用するのは賢い方法だと思います。
そのまま飲むほか、料理に加えるなどして、無理なく長期間とり続けることができるというメリットもあります。
山芋の効果についてはこちらもご覧ください
山芋の病気に対する効果とは
では、以下に個々の病気や不快症状に対する山芋のスープの効果を述べることにしましょう。
糖尿病や血糖値、生理機能の改善
まず、最近非常にふえている
糖尿病に対してです。
山芋を乾燥させた山薬は
古くから漢方医学で消渇(軽度から中度の糖尿病)を改善する薬として使われてきました。
糖尿病治療の漢方薬として知られる
八味地黄丸(はちみぢおうがん)にも配合されています。
生理機能を調整し、血糖値をコントロールしてくれ、長期にわたって服用しても副作用がありません。
また、糖尿病で怖いのは
腎臓や肝臓の機能低下、動脈硬化、網膜症などの合併症です。
糖尿病への対策効果についてはこちらもご覧ください
動脈硬化の防止
山芋のスープは
内臓機能を強化してくれるだけでなく
血管の弾力性を増し、動脈硬化をも防止します。
動脈硬化の対策効果についてはこちらもご覧ください
目の機能の強化
目の機能を強化する効果もあり
糖尿病性網膜症の予防も期待できます。
血糖値をコントロールしながら
さまざまな合併症を防ぐという理想的な役割を果たすのです。
ただし糖尿病の場合
山芋のスープをとるのと同時に医師の診察もしっかりと受けるようにしてください。
滋養強壮・精力増強
次は、昔からいわれている
滋養強壮、精力増強効果です。
漢方では、元気の源、つまり生命の力の根源は「腎」にあると考えています。
この場合の腎は腎臓という臓器だけをいうのではなく、泌尿器、生殖器、性機能を活発にするホルモンの分泌を行う副腎なども含みます。
老化現象も腎機能の低下ととらえています。
山芋は、腎機能を増強して、全身に生命力をみなぎらせてくれます。
その結果、精力の減退も改善され、若さを保てるというわけです。
山芋の効果についてはこちらもご覧ください。
視力低下・老眼・白髪・抜け毛の改善
さらに
視力低下、老眼、白髪、抜け毛
といった老化現象も防ぐ効果がある山芋のスープは、まさに回春スープといえるでしょう。
老化防止についてはこちらもご覧ください
山芋を食生活に
『神農本草経』を見ると
そのほかにも山芋の薬効として
「気力を充実させ、肌をきれいにし、ストレスを除き、筋肉をつけ骨がしっかりする、空腹感がなくなり寿命が延びる」とあります。
この山芋のスープを
米、魚、大豆、海藻、野菜など伝統的な日本食の素材を組み合わせれば、老化やそれに伴う不快症状を防ぐ理想的な食事になります。
コメント