ウイルス性胃腸炎・インフルエンザなど冬に流行する子供の病気とは

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子どもは免疫が未熟なため、一年間を通していろいろな病気に感染しますが、特に冬場には、大きな流行を起こすものがあります。

今回は、嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)・インフルエンザ・RSウイルスなど冬に流行する子供の病気についてお話しします。

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嘔吐下痢症(ウイルス性胃腸炎)

いろいろな病原体によって起こりますが、ノロウイルスとロタウイルスが多くを占めています。

ノロウイルスは秋から冬にかけて

ロタウイルスは冬から春先にかけて

はやることが多いといわれています。

嘔吐と下痢によって水分を失い、乳幼児は特に脱水症を起こしやすく、問題となります。

最近では両ウイルスとも便からの迅速試験によって病原診断することもできるようになりました。

ウイルスに対する有効な薬はありませんが

自然治癒する病気であり、早期から経口補水をすることによって脱水を予防することが大切です。

また、ロタウイルスワクチンを生後早期に接種することによって感染の重症化を防ぐことができるようになりました。

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RSウイルス

風邪症状を引き起こす多くのウイルスの中の一つですが、以前から特に6カ月末満の乳児がかかると、細気管支炎を起こして重症化しやすいと言われていました。

このウイルスも迅速試験によって外来で調べられるようになりました。

有効な薬やワクチンがなく、対症療法で対処しますが、乳児では重症化して入院となることも少なくありません。

そのため、特に重症化しやすい疾患を持つ乳幼児や未熟児を対象に、RSウイルスに対する免疫抗体を含む薬が、重症化の予防のために用いられています。

年長児や大人がかかった場合には、通常の風邪症状となります。

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インフルエンザ

古くから冬場に流行することが知られていたウイルスですが、迅速診断できるようになって、流行状況がリアルタイムで分かるようになってきています。

また、抗インフルエンザ薬が何種類か発売され、特に日本ではこの数年、迅速試験で診断して抗インフルエンザ薬で治療するという流れが定着しています。

インフルエンザワクチンを受ける人も多くなり、インフルエンザ流行の状況やワクチンメーカーの状況によっては、ワクチンが不足することもあります。

以前は、ウイルスによる病気の診断に必要だった培養と同定に何日もかかっていましたが、最近は迅速診断法が開発され、外来で診断されるようになりました。

そのためニュースにも流行状況が取り上げられやすくなり、病原体に対する関心が高まっています。

集団生活をしている施設から、病原体の検査を医療機関でしてもらうように言われて受診する患者さんも増えています。

しかし、インフルエンザ以外のウイルスには有効な治療薬がなく、病原を確定してもメリットがそれほどないのが現状なので、疑いのある人に対して必ず検査するというわけではなく、状況によってということになります。

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ウイルス性の病気が流行る時期です。

状況に応じて迅速診断で病原を特定・診断していきましょう!