坐骨神経痛や腰の痛みに悩まされていませんか?
現代人に見られるいわゆる腰痛の大部分は、一種の慢性の筋肉炎から起こります。
今回は、現代人の慢性腰痛や坐骨神経痛の大半は軸足の裏の指先寄りの足裏のツボに湿布を貼るだけで解消するという鍼灸院院長よりお話しを伺いました。
腰痛 原因は体の偏り
腰痛の原因として、
最も多いのが、日ごろの体の使い方に偏りがあることです。
慢性的な腰痛がある人は、
立つときや歩くとき、左右一方の足によけいに負担をかけていたり、デスクワークのとき、左右どちらかに体が傾いていたりして、体のバランスがくずれていることが多いものです。
それによって、骨盤のバランスがくずれて筋肉の一部に慢性的なハリやこわばりが起こり、腰痛が引き起こされるのです。
腰の痛みや張りこわばりの治し方
姿勢や体位のクセを直せば、それだけで腰痛が改善・解消できる例も少なくありません。
とはいえ、そうしたクセは自分ではなかなかわかりにくく、わかったとしても自分の意志だけで直すのはむずかしいものです。
しかし、あきらめることはありません。
湿布『サロンパス、サロンシップ、モーラステープ、ロキソニンテープ』を使用
実は、市販の小型(6~7cm×4cmくらいのもの)の湿布を利用したちょっとユニークな療法を用いれば、姿勢や体位のクセを効果的に直すことができるのです。
(商品名『サロンパス、サロンシップ、トクホン、モーラステープ、ロキソニンテープ』など)
その療法とは、
市販の湿布を足裏に貼るものです。
たいへん簡単にできるうえ、姿勢や体位の偏りを正し、体のバランスをとるためにすぐれた力を発揮します。
慢性的な腰痛にお悩みの人は、以下の要領で、ぜひお試しください。
腰の痛みを解消する湿布の貼り方
湿布は、左右の足裏のうち、いずれか片方に貼ります。
ふだん、よけいに負担がかかっている側の足の裏にはるのです。
体の左右どちらによけいに負担がかかっているのかは、次のようにして見分けます。
まず、
楽な姿勢で立ち、あまり意識しないで、自然に「休め」の姿勢をとってください。
このとき、軸足になるほうの足(「休め」の足を出したのと逆の足)が、ふだん、より負担がかかっている側です。
これは、自然な動作で片手をポケットに入れたとき、ポケットに手を入れる側ともだいたい一致します。
一般に、片手だけをポケットに入れるなら、軸足側に突っ込むのが普通だからです。
自分の軸足がわかったら、そちら側の足の裏に湿布を貼ります。
貼る場所は、足裏の指先寄りです。
足裏の指先寄りを見ると、指のつけ根あたりから、なだらかにふくらんだ部分があります。
軸足のこの部分には、タコや靴ずれなどができていることが多いものです。
この指のつけ根のふくらみをカバーするように、湿布(商品名『サロンパス、サロンシップ、トクホン、モーラステープ、ロキソニンテープ』など)を横向きに貼ってください。
足の大きい人だと、指のつけ根のふくらみ全体をカバーするわけにはいかないでしょうが、その場合は、足の裏の左右中央にはれば結構です。
貼った湿布は、とくにかゆみを起こしたり、はがれたりしないかぎり、そのまま少なくとも日中はずっと貼っておくようにします。
腰痛の解消ツボについてはこちらもご覧ください。
足裏の湿布の効果は腰の痛みを軽減する
このようにすると
第一に
日ごろ偏ってかかっている軸足への負担を、湿布の治療効果で軽減できます。
第二に
湿布によって、負担がかかっている部分へのクッション効果も得られます。
湿布は薄いものですが、立ったり歩いたりするさい、いつもはさまっているわけですから、薄くても十分にクッション効果を果たします。
これらの効果で軸足の疲れや負担が軽減されると、体のバランスがとりやすくなります。
毎日続けていると、しだいに腰の筋肉のハリやこわばりが取れ、腰痛を軽減あるいは解消することができます。
なお、靴底を見て、軸足の第一指(親指)側と第五指側のへり方に極端な差がある場合は、ひどくへっている側に湿布を貼るとより効果的です。
たとえば、右足が軸足で右の靴の第五指側がひどくへっている場合、前述のように足のつけ根のふくらんだ部分に湿布を貼るのは同じですが、その際足の幅の中央付近から第五指側に向けて貼るのです。
湿布のもう一方の端は、足の裏から立ちあげるようにして、足の側面から甲にかけて貼りましょう。
足裏の湿布の効果についてはこちらもご覧ください。
腰痛、肩こり、顎関節症、自律神経失調症にも効果あり
以上のように
足裏に湿布を貼るとともに、日ごろ歩くとき、軸足側の腕の振りを意識して大きくし、とくに後ろ上方に強く引くように心がけるといっそう効果があがります。
この方法は、慢性腰痛のほか、肩こり、顎関節症、自律神経失調症などにも効果を発揮します。
ただし、腰痛のうち、骨や神経に特別な病気があって起こるものは、専門家の治療を受けながら、補助的な家庭療法として、この方法を利用するとよいでしょう。
足裏の湿布の効果についてはこちらもご覧ください。
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