痛み止めの薬の作用や目的・用量などちゃんと気にかけてますか?
頭が痛い時、腰が痛い時、膝が痛い時・・・多くの方はその痛みを止めるために痛み止めを飲みますよね。
今回は、頭が痛い!腰が痛い!膝が痛い!そんな時の痛み止めの飲み方や注意点についてお話しします。
痛み止めの薬は作用や目的が違う
病院で処方されるだけでなく、ドラツグストアに行けばたくさんの種類の痛み止めが並んでいて、簡単に手に入れることができます。
薬の中でも痛み止めは、皆さんにとって、とても身近な薬のひとつではないでしょうか。
ただ、「痛い」からと言ってどんな「痛み止め」を飲んでもいいわけではありません。
例えば胃が痛い時に
「頭が痛い時に飲む痛み止め」を飲んでしまっては、痛みが改善しないばかりか、かえって症状を悪くしてしまう可能性があります。
痛み止めにはたくさんの種類があり、それぞれ作用や目的が違います。
同じ頭痛ひとつをとつてみても肩こりからくる頭痛と片頭痛とでは効く薬が違うのです。
また飲み方にも注意が必要です。
痛いからと言っていくらでも飲んでいいわけではありません。
薬にはそれぞれ、安全で十分な効果が得られる量が決まっています。
それを超えて飲み続けると、副作用が出やすくなったり、その痛み止めが原因で新たな痛みを生じたりすることがあるので注意が必要です。
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痛み止めの飲みすぎに注意
痛み止めの飲みすぎが原因で起こる痛みの例として「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」があります。
□ 1カ月に15日以上頭が痛い日がある
□ 頭痛薬を1カ月に10回以上飲んでいる
□ 薬がだんだん効かなくなってきた
これらにあてはまる方は要注意です。
ひどい頭痛を経験すると、頭痛発作がまた起こるのではという不安から痛み止めを予防的に使用するようになり、痛み止めを飲む回数や量がだんだんと増えていきます。
そうすると次第に脳が痛みに対して敏感になり、頭痛の回数が増えて薬も効きにくくなってしまうという悪循環におちいります。
そして結果的に更に痛み止めをたくさん飲んでしまいます。
頭痛対策のツボについてはこちらもご覧ください。
痛み止めより病気の根本的な治療を
以上のようなことから自分の判断だけで痛み止めを使用することはやめて、医師や薬剤師に相談をして症状に合った薬を適切な量だけ飲むようにしましょう。
痛み止めは痛みをやわらげますが
ほとんどの場合、病気の根本的な治療にはなりません。
なんとなく痛み止めを使用するのではなく、病院を受診してその原因をはっきりとさせて、原因治療を行うことも大切です。
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