かかとの高いハイヒールを履き続けることによって、足の痛みはもちろん、腰などにも痛みが生じたり、転びやすくなったりする症状が、最近ふえてきています。
心当たりのある女性も少なくないのではないでしょうか?
今回は、ヒールで足が痛い女性必見!その解消法と外反母趾の改善方法についてお話しします。
ハイヒールを履いている女性の特徴
ハイヒールを履いている女性の骨格や筋肉の状態を見てみると、ひざから下の下肢を支えている、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)をつないでいる靭帯が伸びてしまっています。
このため下肢に力が入らないのです。
ちなみに、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)はすねの部分の骨のことです。
また、盛り上がっているべき足の甲が盛り上がっておらず、沈んでいるのも、ハイヒールを履いている人の特徴といえるでしょう。
これは、足の筋肉が貧弱になっている証拠です。
ハイヒールで足の痛みを解消するテープの貼り方
さて、ハイヒールを履いている人の足の痛みを解消するテーピングは
足底(足の裏)を包むように、一方のくるぶしから、もう一方のくるぶしへと、テープを貼ります。
ただし、必ず内くるぶしのほうから貼り始めてください。
5cm幅のテープを使って、内くるぶしの10cmくらい上からスタートし、内くるぶしを通って足の裏側に渡し、さらに反対側の外くるぶしの上を通って外くるぶしの10cmくらい上のところで貼り終えます。
テープを引っ張りながら、中に空気が入らないよう気をつけて貼ってください。
貼り終えたら、今度は補強用のテープを貼ります。
この場合は、1cm幅の細いテープを使用します。
両くるぶしの7~8cmほど上の足首に貼るのですが、イラストを見てもらえばわかるように、完全に一回りさせず、1cmくらい間隔を開けて貼ってください。
これは、足先の血流を妨げないためです。
もちろん、極カハイヒールを履かないようにすることも肝心です。
ハイヒールを履いている女性に多い外反母趾とは
外反母趾は、足に合っていない窮屈な靴を履き続けることなどによって起こります。
ハイヒールなどを履く女性に圧倒的に多い症状ですが、最近は子供にもたくさん見られるようになってきました。
テーピングは
この外反母趾の痛みの解消や変形の改善に大変効果的です。
症状の度合いにもよりますが
子供の場合、4~5回テープを貼り替えただけで、痛みはもちろん、変形が改善した例がありました。
大人の場合はそう簡単にはいかず多少時間がかかります。
外反母趾のテープは、2.5cm幅のテープを用います。
外反母趾を改善するテープの貼り方
まず、症状がある側の足の第一指(親指)と第二指の間の親指側のつけ根から貼り始めます。
そのまま親指のへり(側面)に沿って上がり、親指の先端を通り、親指の反対側のへり(内くるぶし側の側面)に渡します。
そのまま足の内へりを真っすぐ通って内くるぶしの下を経て、かかとの後ろ側へ回すようにします。
そして、アキレス腱の下端を通過し
外くるぶしの下のところを経て
小指のつけ根のところで貼り終えます。
足をぐるりと包むように巻くので、貼りにくいかもしれません。
テープを引っ張りながら、空気を入れないように注意して貼りましょう。
このテープをA線と呼ぶことにします。
次に、同じ2.5cm幅のテープを親指のつけ根のところでぐるりと一周させます。
この場合は完全に一回りさせます。
最後に
5cm幅のテープを
足の甲から足の裏にかけるようにして
小指側のA線の終わりの部分を通って
ぐるりと一周させます。
この場合も、一回りさせましょう。
つまり、A線のテープを親指と足の中央の二箇所で補強するのです。
ハイヒールの足の痛みや外反母趾にはテーピングで改善する
ハイヒールを履いて歩き方にもよりますが
足の裏を包むように貼るテープ療法で不快な痛みが取れてきます。
また、外反母趾には足の内ヘリを包むようにテープを貼ると痛みも変形も改善していきます。
足に貼ってストッキングや靴下を履き隠すのが痛みも改善しBESTです。
足裏のツボ効果についてはこちらをご覧ください。
関連記事:>足裏のツボに湿布を貼るだけ!坐骨神経痛や腰の痛みの大半が解消
関連記事:>足裏マッサージで頭痛・肩こり・腰痛・病気を予防できる効果と注意点
関連記事:>足裏マッサージで頭痛や重い肩こり・疲れ目・胃もたれまでも解消!
美脚になる方法としてこちらをご覧ください。
コメント