毛髪は本来、直射日光や寒気、外傷などから頭部を保護するためにあります。
現代においては本来の役割よりも色や形、量などが重視されるようになりました。
脱毛は容姿に関わるだけに、女性はもちろんのこと男性にとっても大変な苦痛です。
円形脱毛症が頭のツボマッサージで刺激したら髪の毛が生えてきた!その苦痛が取り除ける頭のツボマッサージをご紹介しましょう。
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2.頭のツボ「百会(ひゃくえ)」「天柱(てんちゅう)」
3.頭のツボマッサージの方法
4.頭のツボマッサージの効果
円形脱毛症・ハゲに効果がある足ツボマッサージについて▼
円形脱毛症や薄毛の原因の一つであるストレス
円形脱毛症や薄毛に用いるツボはいくつもありますが、特に優れた効果を発揮するのは百会(ひゃくえ)と天柱(てんちゅう)というツボです。
百会(ひゃくえ)は頭頂部にあります。
東洋医学でいう経絡(エネルギーの通り道)のうち正中線(せいちゅうせん)(体を左右対称に分ける中心線)と重なる督脈(とくみゃく)という経絡上のツボです。
精神を安定させ、全身を調整する作用があり、昔から万能のツボとして知られています。
このツボを用いると
円形脱毛症や薄毛の原因の一つである精神的ストレスが軽減され、全身の働きが活発になります。
頭のツボ「百会(ひゃくえ)」「天柱(てんちゅう)」
百会(ひゃくえ)を探すには
まず左右の耳の後ろに手を当てて、顔のほうへ二つに折り曲げます。
左右の耳の上端から中指で真上へたどり、両手の指が出合ったところへ、左右どちらかの中指を置いて目印にします。
次に、もう一方の中指で、鼻のいちばん高いところから眉間を通り、頭頂部へたどっていきます。
先に目印として乗せてある中指と垂直に交わったところが百会(ひゃくえ)です。
天柱(てんちゅう)は後頭部で
ぼんのくぼ(首の後ろの上部中央にあるぐぼみ)から左右へ指幅一本分のところにあります。
ここをマッサージすると後頭部の緊張がほぐれ、頭皮の血行がよくなります。
天柱(てんちゅう)を探すには、ぼんのくぼをはさんでタテに走っている2本の太い筋肉(僧帽筋 そうぼうきん)の中央をそれぞれ人さし指で上へたどります。
指が頭骨に突き当たる手前のくぼみが天柱(てんちゅう)です。
頭のツボマッサージの方法
家庭で頭のツボをマッサージするときは指を使うのが最も安全です。
百会(ひゃくえ)を先に、そのあとに天柱(てんちゅう)を、次のやり方で刺激します
百会(ひゃくえ)は
左右どちらかの手の使いやすい指(人さし指か中指)の先で、もみ込むように回しながら徐々に力を入れて10秒間押します。
指の力を抜き、一呼吸して休み、再び押しもみを行います。これを5分間くり返します。
天柱(てんちゅう)のマッサージは片方ずつ行います。
天柱を親指の腹(指紋部)でしっかりととらえ、残り4本の指で側頭部を支えます。
そのまま親指で天柱を押しながら、頭をゆっくりとななめ後ろへ倒します。
こうすれば頭の重みが加わって刺激が大きくなりますし、指に負担がかかりません。
これも10秒間マッサージして一呼吸休み、5~10回くり返します。
反対側の天柱も、同じ要領で刺激します。
ツボマッサージの刺激は、心地よく感じる程度の強さでじんわりと押すことが大切です。
1日2回、朝晩ツボのマッサージで刺激を続ければ、1~3カ月で脱毛になんらかの改善が見られるはずです。
頭のツボマッサージの効果
症例をご紹介しましょう。
去年秋に皮膚科での治療を開始したBさん(男性、三十二歳)は、円形脱毛が次から次へ移動していくタイプでした。
3年前に仕事上のトラブルがあり
気がつくと左の側頭部に百円硬貨大の円形脱毛ができていました。
皮膚科の治療を受けても効果がなく、逆にふえる一方て、私か見たときは大小合わせて8ヵ所の脱毛がありました。
脱毛症は通常、毎日または1日おきに針治療を行うそうです。
しかし、Bさんは仕事の都合で10日に1回しか通院できないので、別の病院で教えてもらった自宅で百会と天柱の頭のツボマッサージをやっていきました。
すると治療開始後3週間で
早くも3カ所に黒くて硬い毛とうぶ毛がまじって生えてきました。
2ヵ月半後には
すべての脱毛部に髪が生えそろい、新たな脱毛は発見できませんでした。
高齢者の薄毛は時間がかかりますが、70歳で改善効果があがった例もあります。
ですから、あせらず気長に希望をもって、ご紹介した頭のツボマッサージの刺激を実行してください。
頭のツボマッサージの効果についてはこちらもご覧ください
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