皆さん、緑内障は聞いたことありますよね?
ボールに空気が入り過ぎて中の圧力が高くなりすぎると、ボールがパンパンに硬くなって、使いものにならなくなります。実は、これと同じことが、目にも起こります。
今回は、緑内障に効果がある頭ツボマッサージ!眼圧が下がるマッサージ方法をご紹介します。
緑内障の症状とは
眼球内には
房水(ぼうすい)という透明な液体が絶えず循環しています。
なんらかの原因によって、この房水のはけ口が悪くなると、眼球内に房水がたまり、ちょうどボールが空気の圧力で硬くなるのと同じように、上昇した眼圧(眼球内の圧力)で眼球もパンパンになってしまうのです。
困ったことに、それを放置しておくと、高くなった圧力で視力と視野に障害が起きてくるようになります。
これが緑内障です。
急激に眼圧が上昇すると、黒目が混濁し、瞳が緑を帯びたようになるため、緑内障は「青そこひ」とも呼ばれていました。
緑内障にはいくつかの種類がありますが
ここでは単純に慢性型と急性型に分けておくことにします。
まず、慢性緑内障は、自覚症状が少なく、ジワジワと進行します。
初期症状としては、目の疲れやかすみ、頭痛などを訴えます。
「虹輪視(こうりんし)」といって、電灯のまわりに虹色をした輪がかかって見えることもあります。
進行すれば、ゆっくりと視野が欠けていき失明します。
急性緑内障は、眼圧が急に上昇して起こります。
この発作が起こると、目の痛み、充血、視力低下があり、前頭部や後頭部が激しく痛みます。
急激に症状が現れ、短期間に失明することがあるようです。
緑内障の予防・対策についてはこちらもご覧ください
緑内障に効果がある頭のツボ「目窓(もくそう)」
このような恐ろしい病気ですから、少しでも病状に気がついたら、すぐに眼科の先生に相談をしてください。
そして、もし緑内障であることがわかったら
眼科医の治療を受けながら、これからご紹介する目窓(もくそう)という頭のツボを毎日刺激するようにしましょう。
そうすると
眼圧が下がりやすくなり
緑内障の進行を抑えるのに役立ちます。
緑内障の治療は、頭ツボ療法ではむずかしいと思われがちです。
しかし、実際には頭ツボ療法は緑内障にしばしば著効を示すことがあります。
かつて、私は緑内障のために視野が針の穴ほど小さくなった患者さんに目窓を使い、失明に至るのを防いだ経験文献を読んだことがあります。
ただし、緑内障の中でも、糖尿病が原因となって起こる糖尿病性緑内障だけは、さすがに治療がむずかしい病気です。
頭ツボ「目窓(もくそう)」のマッサージ
緑内障の特効頭のツボの目窓(もくそう)は、次のように探します。
真っすぐ前を見たときの瞳の位置から頭のほうへ登っていくと、髪の生えぎわに臨泣(りんきゅう)というツボがあります。
そのツボからさらに真上へ指幅二本(人さし指と中指をそろえたときの横幅)行ったところに目窓(もくそう)があります。
ハゲ上がったり、髪が薄くて、髪の生えぎわがハッキリしないときは、頭皮と顔の皮膚の光沢の違いで見定めます。
ハゲ上がったり、薄くなった頭皮には、独特な光沢があります。
また、緑内障のある人は、目窓のあるところにくぼみができていますので、見つけるのはそれほどむずかしくありません。
家庭で目窓を刺激するなら、指圧が簡単です。
中指の腹を目窓に当て
ジーンと心地よくひびくような強さで押します。
10秒たったらパッと指をはなし、また10秒押します。
これを7~8回くり返します。
目窓は、頭の両側にありますので両方とも同じ要領でマッサージで激してください。
朝と晩に1回ずつ、毎日刺激でマッサージします。
目窓のマッサージ効果についてはこちらも▼
目の病気に効果がある
51歳の男性Tさんは
半年ほど前に偶然、慢性緑内障が見つかり
その治療を受けていましたが、思うように眼圧が下がりませんでした。
そこで、この頭ツボに刺激マッサージを併用したところ、すぐに眼圧が下がりだし、ほとんど正常になってしまいました。
Tさんは頭ツボマッサージ療法を行っていることを眼科医に知らせていなかったために、なぜ急に眼圧が正常になったのか、しつこく聞かれ、こんなことは、初めてだと眼科医にいわれたといいます。
その名前からもわかるように
目窓は目の病気に効果のあるツボで古い文献では眼病の中でもとりわけ「青盲(せいもう)に効あり」と記されています。
青盲(せいもう)とは、いうまでもなく緑内障のことです。
この眼病の名穴(めいけつ)をぜひとも緑内障の治療に役立ててください。
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