多忙な毎日を過ごしていると、お風呂につからずシャワーで済まし、眠りにつくという人も多いと思います。
入浴には、疲労回復、体の凝りやむくみの解消、スムーズな入眠、爽やかな目覚め、ストレス解消など、さまざまな効果があります。
また運動面では、浮力による関節の負担軽減や、お湯の抵抗により手足を動かすだけで抵抗運動が行えます。
いつもの入浴方法を見直し、のんびりリフレッシュしてみましょう。
お風呂でリラックス
湯温は38~40℃、時間は10~15分が良いとされています。
(例)
5分入浴→体を洗う→10分入浴など。
長風呂になるとのばせてしまうことがあるので、「ややぬるめ」の温度が良いでしょう。
就寝1時間前ぐらいに入り、心身をリラックスさせ、そのまま眠ると安眠でき、翌日爽やかな目覚めができます。
<注意>
※食後すぐの入浴は避け、入浴前後にコップ1杯の水を飲むと、脱水症を防げるとともに、汗をかきやすくなり、余分な水分や老廃物を排出することができます。
お風呂に関する記事はこちらもご覧ください
※ 湯船の温度と、浴室・脱衣所の温度差を小さくして、ヒートショックに注意しましょう。
お風呂でマッサージ編
入浴は、一番身近で簡単な健康法といわれています。
お風呂につかると一日の疲れや緊張がとれてリラックスでき、ストレス解消になります。
また、湯船につかることで体がほぐれ、体の芯から温められるので代謝が上がり、全身の血行も良くなり、疲労回復も図れます。
マッサージを行うと、さらに効果を図ることができます。
脚のマッサージ
両手で片方の脚の足首(アキレス腱あたり)を軽く支え上げるように持ち、そこからふくらはぎ、膝を通り大ももまでゆっくりとさするように引き上げます。
3~5回を2、3セット行います。
ふくらはぎのマッサージ
足指を一本一本ほぐした後、足首から膝に向けて、ふくらはぎをゆっくりともみほぐしていきます。
※長時間の入浴は控え、無理のない範囲で行ってください。
お風呂でストレッチ編
お風呂でゆっくりと湯船につかると、1日の疲れを癒やすことができます。
体を温めることで体がリラックスして筋肉も伸びやすくなり、ストレッチの効果も上がります。
普通は体が硬くてストレッチが苦手な方も、お風呂の中や、お風呂上がりにストレッチを行ってみましよう。
忙しくて時間が取りにくい人は、毎日のバスタイムを「1日のリラックス&ストレッチタイム」にすることで、ストレッチ効果に加えて、1日の疲れが取れてストレス解消になり、一石二鳥です。
ウエストねじり
浴槽のふちをつかみ、体をねじります。
左右同様に行います。
脚のストレッチ
浴槽のふちに片足を載せて、つま先をつかみます。
届きにくい時はタオルをかけて引っ張ります。
※息を止めずに大きく呼吸しながらゆっくり行いましょう。
お風呂で筋カトレーニング編1
入浴は、基礎代謝を上げるのに効果があるといわれています。
また、お湯につかることで血流の促進が図れ、発汗による老廃物の排出を促すことも期待できます。
普段している運動もお風呂で行うと、お湯の中なので浮力があり、やりやすい利点があります。
さらに、浮力によって体重が軽くなることから、関節などに負担をかけず運動ができます。
水中腹筋
浴槽の中で両手をつき、軽く膝を曲げた状態で座ります。
そして、そのまま膝をおなかへ引き寄せます。
余裕があれば、片足ずつ交互に持ち上げてみましょう。
水中腕立て
1の姿勢で、そのまま両手を伸ばして体を持ち上げます。
体がふっと浮き上がったら、また最初の状態に戻します。
※どちらも10~20回×2~3セット、無理のない範囲で行ってください。
お風呂で筋カトレーニング編2
日ごろの運動不足の解消や、鈍った体を引き締めようと気にしている人は多いと思います。
筋カトレーニングを毎日続けるのに時間の確保が難しい人は、お風呂での時間をうまく活用してはいかがでしょう。
お風呂に入りながらの運動は
浮力のおかげで体への負担も少ないながら、水の抵抗が適度な負荷となって、無理なく鍛えることができます。
また、お湯の効果で全身の血行が良くなり、脂肪の燃焼が促進されやすくなります。
水中バタ足
浴槽にもたれて足を伸ばし、そのまま両脚を上下に動かします。
脚が伸ばしにくい時は、膝を曲げて行っても構いません。
水中バタバタ運動(腕)
浴槽の中で手を前に真っすぐに伸ばし、バタ足のような感じで両手を上下に動かします。
同様に左右方向も行います。
※ 10~20回×2~3セット、無理のない範囲で行ってください。
お風呂でできるストレス解消法についてはこちらもご覧ください
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