しいたけを食生活に取り入れていますか?
しいたけには、コレステロールを分解する作用、血圧を下げる作用、癌の予防にも効果があるんです。
今回は、しいたけが癌を予防する?コレステロール値や血圧を下げ抗癌効果が抜群な理由についてお話しします。
コレステロール値を下げる食材「しいたけ」
最近、「しいたけ」、とくに「干ししいたけ」が、健康の維持・増進に役立つことが知られるようになりました。
近年、科学的な実験でも、次々にしいたけの効果が裏づけられてきています。
そうした研究の一部と、干ししいたけの上手な利用法をご紹介しましょう。
現在、明らかにされている
「しいたけ」の作用として、
まずあげられるのが血圧やコレステロール値を低下させる働きです。
普通、動脈硬化が進むと血管の弾力性が失われ、血圧が上がります。
しかし、
しいたけ水によって
コレステロール値が下がり動脈硬化が抑制され血圧の上昇が抑えられると考えられます。
こうした血圧やコレステロールの低下作用は、しいたけに含まれる「エリタデニン」という物質の働きによります。
この物質には、コレステロールを分解する作用があるのです。
動脈硬化も予防する
ところで、最近は、コレステロールでもいわゆる悪玉(LDL) コレステロールが動脈硬化を促進し、善玉(HDL) コレステロールは逆に動脈硬化を抑えることが知られています。
群馬大学の教授が
人間について調べた研究では
干ししいたけは総コレステロールをヘらす一方、善玉コレステロールをふやすことがわかりました。
干ししいたけは、こうした点からも
動脈硬化の予防や改善に有効な食品といえます。
動脈硬化の予防についてはこちらもご覧ください
しいたけは癌の防止にも効果を発揮!
さて、血圧やコレステロールの低下作用とともに注目されているしいたけの効用に、抗癌(ガン)効果があります。
しいたけは
体の免疫機能(ウイルスなどの異物から体を守るしくみ)の増強を通じて、癌(ガン)の予防や増殖抑制に効果を発揮すると考えられます。
抗癌(ガン)・癌(ガン)対策についてはこちらもご覧ください
癌の治療薬として用いられる「しいたけ」の成分
実際に、しいたけからは
レンチナンという有効成分が抽出され
癌(ガン)の治療薬として用いられています。
日ごろの癌予防としては
手軽にとれるしいたけ水を利用して
免疫力の増強に努めたいものです。
健康管理のために干ししいたけのしいたけ水を飲む場合、使う目安量は、一日に大きめの干ししいたけ一枚(小さいものや薄いものなら2~3枚)です。
これをコップ一杯の水に漬け、一晩置いて飲むとよいでしょう。
詳しい方法はこちらもご覧ください
しいたけの栄養成分を料理に取り入れて
しいたけに含まれる前述のエリタデニンは、水に溶けやすいので、干ししいたけを戻すと戻し汁にほとんど溶け出します。
ですから、しいたけ水を飲めば、じゅうぶんにその効果が得られることになります。
ただし、ビタミンDや食物繊維などはしいたけにかなり残りますので、しいたけ水を飲んだあとは、残ったしいたけを味噌汁などの料理に使うと、無駄なく有効成分が摂取できます。
抗癌(ガン)・癌(ガン)対策についてはこちらもご覧ください
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