風邪なんてひきたくない!誰もがそう思っていますよね?
でも、特別なことは手間だしお金的にも時間的にも難しい。
そんな場合は、風邪退治には身近な材料でできる民間療法が最適です。
今回は、風邪を早く治す方法!風邪対策は身近な材料でできる民間療法についてお話しします。
風邪予防には科学的根拠のある民間療法の数々
風邪に対しては、昔から多くの民間療法が用いられてきました。
民間療法というと、気体め程度と思う向きもあるようですが、それは大きな間違いです。
経験から生まれ、多くの人によって淘汰・改善されてきた民間療法には、効果的なものが数多くみられます。
とくに風邪のように
体力をつけて自然治癒力(人間の体に本来備わっている病気を治す力)を高めることが主眼となる病気には、身近な材料で行える民間療法が力を発揮します。
よく知られる民間療法には、漢方的にみて、あるいは現代医学や栄養学からみても、それなりの根拠が認められることが多いものです。
たとえば、
風邪のときよく使われるダイコンやショウガ、カラシ、ネギなどは、漢方の五味(食物の味を五つに分け、それぞれ特有の作用を持つとする考え方)でいうと「辛」に当たります。
文字どおり、辛い味を持つということですが、この味を持つものは、五臓のうちの 「肺」(漢方では呼吸器全般を指す)を養うとされています。
つまり、辛いものは、風邪のときに使うのに最適というわけです。
さらに、
ダイコンには、粘液の分泌を促すシニグリンという物質や、消化酵素のジアスターゼなどが含まれることが知られています。
ですから、タンの出を促したり、胃腸を保護したりするためにも効果的です。
また、
トウガランには陳新代謝(新旧の物質の入れ替わり現象)を盛んにするカプサイシンという成分
ネギには鎮静作用を持つ成分が含まれることがわかっています。
このように、民間療法の材料には、現代医学的な裏付けがされているものが少なくありません。
風邪予防についてはこちらもご覧ください。
風邪をひいたら理学療法と食品を併用すると効果的
実際にダイコンあめやからし湿布、トウガラシ入りの足湯などは、風邪の諸症状の緩和に大変効果的です。
ただし、同じ痰でも、
粘っこい痰がでるときは体の熱を取り去るダイコンあめやダイコンジュースが良い
水っぽい薄い痰が出るときには、体を温めるからし湿布が効果的です。
この点は見極めて使い分けるといいと思います。
ちなみに、カラシ湿布は、カゼのときだけでなく、ぜんそくの改善にも効果を発揮します。
ぜんそくのお子さんに、乾布摩擦とともに寝る前のカラシ湿布をすると、明け方に起こりやすいぜんそくの発作が著しく減少します。
このほか、
のどの痛みの緩和や胃腸の保護には、ハチミツや黒砂糖などの甘いものが役立ちます。
また、梅干しの酸味には殺菌作用があります。
いくつかの療法にハチミツや梅干しが使われているのは、こうした理由によるもので、的を射た使い方といえます。
ちなみに、
ちなみに、以下は著者が使っているはちみつです。
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食品の話が主になりましたが、
鼻うがいや蒸しタオルを当てて行う深呼吸
背中への使い捨てカイロなどの理学療法も
カゼに対してすばらしい効果を発揮します。
これらの方法には、ダイコンなどの食品がなくても、すぐ行えるという利点もあります。
これらを行いながら、食品による療法を併用すれば、より高い効果が得られるでしょう。
民間療法をうまく活用していカゼの季節を乗り切っていただきたいと思います。
風邪予防についてはこちらもご覧ください。
おわりに
家庭の台所の食品には風邪退治の薬効が充満しています。
次回より風邪の症状別の対処法についてお話しします。
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