コンドロイチン(コンドロイチン硫酸)は細胞の保護のために軟骨などの細胞の間をうめるセメントの役割をしている、ムコ多糖たんぱく質という成分の一種で、人間だけではなく、動物や鳥類、魚類にも、広く含まれています。
コンドロイチンは肌の老化を防止し、腰痛・肩こり・疲れ目に効く理由にについてお話しします。
コンドロイチンとは
このコンドロイチンは、ネバネバ状の物質で、人間の場合、角膜から心臓、大動脈、骨、髄、皮膚など体中の細胞間、あるいは毛細血管と細胞の隙間(基質)に存在します。
細胞から細胞へ水分によって栄養を運搬したり、細胞の栄養吸収を助けたり、毛細血管の弾力性を引き出すなどその役目はとても大切です。
ところが困ったことに、コンドロイチンは20歳を境にへり始め、年をとるとともにどんどん減少の一途をたどってしまいます。
しかも体の中で新たに作り出すこともできません。
コンドロイチン不足が腰痛や肩こりの大きな原因
コンドロイチンが欠乏すると、細胞へのビタミンやカルシウムの運搬能力が弱まり、血管も柔軟性がなくなります。
その結果、肌の老化を招いたり、腰痛や肩こり、疲れ目といった症状の原因になるのです。
腰痛や肩こり解消についてはこちらもご覧ください
こうした症状を改善するためには、不足したコンドロイチンをなんらかの形で補給しなければなりません。
そこで注目されるのが、サメやウナギ、鳥の骨などに含まれるコンドロイチンなのです。
(一般の食品に含まれるムコ多糖たんぱく質の分量)
もちろんコンドロイチンという物質自体、人間でもサメやウナギでも変わらないため、どれからも安心して補給することができます。
とくに、魚類とはいっても、サメは体全体が軟骨なので、効率よくコンドロイチンを抽出できます。
コンドロイチンで腰痛・肩こり・関節の痛みが改善
病院などでも、コンドロイチンによる治療効果が次々発表されるようになりました。
それを見ると、かなりの即効性(4~6週間)と高い有効性が認められており、腰痛や肩こり、関節の痛みなどが改善されているという結果が出ています。
(コンドロイチンを飲んだ人の症状の改善効果)
これは前にも触れたとおり、コンドロイチンの補給によって、ビタミンやカルシウムなどの運搬・吸収が再び息を吹き返したためだと思われます。
また、コンドロイチンは疲労感の解消にも効果があり、摂取した場合としない場合で運動持続力に5倍程度の差があるとも言われています。
コンドロイチンには、乳酸という疲労素を抑える働きもあるようです。
コンドロイチン摂取する食べ物とは
コンドロイチンを補給摂取する方法としては、ウナギを食べたり、フカヒレや鶏のガラ(骨)のスープを飲んだり、魚の骨について血合いの部分を食べればいいでしょう。
ただ、それらを毎日とるのは面倒だという人には、最近話題になっているムコ多糖たんぱく質含有の健康食品(多くはサメの軟骨から抽出されているもの)から摂取する方法もあります。
【サメ軟骨配合栄養補助食品】【グルコサミン】【コンドロイチン】【ヒアルロン酸】
ある食品メーカーによれば、一日に720mg前後の摂取が必要だそうで、粒や粉末として売られている場合が多いそうです。
高齢化社会になるにしたがって、ますますストレスは進み、更年期障害や不定愁訴(ふていしゅうそ)といわれる腰痛や肩こり、疲れ目に悩む人はふえ続けるでしょう。
それだけに、人間の体に必要不可欠なコンドロイチンを補給してくれる健康食品は、ますます世の中の注目を集めていくと思われます。
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