最近、テレビCMで「切迫性尿失禁」という言葉を聞いたことありませんか?
「寝ていて起き上がる時に腰が痛い」または「若い頃に比べて身長が縮んだ」などの症状がありませんか?
今回は、加齢による症状として、「切迫性尿失禁」と「骨粗鬆症」についてお話しします。
尿漏れ「切迫性尿失禁」
急に尿意を催して我慢できないことを
「切迫性尿失禁」といいます。
最近、テレビCMで見たという人もいるのではないでしょうか?
一般的には女性に多く
加齢に伴い患者数は増えるといわれています。
おしっこが漏れるということはなかなか言いにくいですよね。
おしっこの問題で病院を受診する人は少なく、その数は患者の10%にも満たないという調査もあります。
多くは、加齢や体質のせいだと思って病院に来られないのだと思います。
しかしながら、おしっこが漏れることは生活の質を著しく低下させます。
切迫性尿失禁のせいで外出を控えたり、毎日が憂鬱な人もいます。
おしっこの調子が改善すると生活も変わるかもしれません。
切迫性尿失禁の対策
切迫性尿失禁に対しては
飲水を含めた生活指導や
トレー二ング(骨盤底筋体操や膀胱訓練)と薬による治療を行います。
トレーニングといってもハードなものではありませんので、誰でも行っていただけます。
薬も大きく分けて2種類で、効果と副作用のバランスを考えて処方します。
良くなる人とそうでない人といますが、多くの人は治療で症状が改善できます。
「思い当たるけど言い出しにくいな」
と思っている人は″少し″勇気を出して、近くの泌尿器科へ相談してみてはいかがでしょう。
泌尿器科へ行くことに抵抗がある人は
かかりつけの先生に相談してみるのもいいかもしれません。
その尿漏れ、治るかもしれません!
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骨折が起きる「骨粗鬆症」
「寝ていて起き上がる時に腰が痛い」
または
「若い頃に比べて身長が縮んだ」
などの症状がありませんか?
それは骨粗鬆症によって背骨が弱くなり
圧迫骨折が起こっている可能性があるので注意が必要です。
健康な骨は、古くなった骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞がバランスよく働いていますが、壊す方が進行し過ぎて作る方が追い付かなくなることが、骨粗鬆症の主な原因です。
女性ホルモンは骨を壊す細胞の働きを
緩やかにする作用があるので閉経後
女性ホルモンが減少することにより
60歳以上の女性3人に1人
70歳以上では2人に1人が骨粗鬆症という報告もあります。
他にも
長期のステロイドの服用や
喫煙、飲酒、運動不足なども骨粗鬆症の原因となります。
寝たきりになる原因の約10%は転倒・骨折であり、軽視できません。
骨粗鬆症の予防と治療法
骨粗鬆症の予防・治療には
・食事療法
・運動療法
・薬物療法
があります。
まず食事療法では
バランスよくさまざまな栄養素を取ることが大切です。
特に力ルシウムを多く含む乳製品や大豆製品・緑黄色野菜など・・・
ビタミンDを多く含むキノコ類や魚など・・・
ビタミンKを多く含む緑黄色野菜や納豆など・・・
を意識して多めに食べるよう心掛けましょう。
運動療法は
散歩やグラウンド・ゴルフなどの
軽い運動で十分なので、なるべく屋外での運動を習慣にしましよう。
最後に薬物療法は
患者さんの状態や検査結果に応じてさまざまな薬があり、昨今著しく進歩してきているので、気軽に整形外科に相談して解決していきましょう。
骨粗鬆症の対策についてはこちらもご覧ください
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