人間の体の約70%は水で構成され、その水が沈滞して古くなると、健康上いろいろ弊害が出てきます。
ウォーター(水)ダイエットは
体の大部分を占める水を利用して、肥満という病気を改善させる一つの健康法です。
体の中に、毎日新鮮な水を送り込むことで内臓をきれいにして、新陳代謝(新旧の物質の入れ替わり現象)が活発になってダイエットにも役立つわけです。
実際に料理評論家の人が実施した「水ダイエット」で痩せた方法・成功したやり方についての体験談をお話しします。
あらゆるダイエット方法を試すが失敗!
私自身がどのように水を利用し、どのような過程で肥満を克服できたのか、お話ししていこうと思います。
私の肥満の原因は
いうまでもなく食べ過ぎです。
中学生のころチョコレードにこり出したのが始まりで、気づいたときには一日じゅう食べ物を口にしているという、だらしのない食生活が続いていました。
また、太るにつれて顔のニキビは増え、カゼもひきやすくなり便秘にも悩まされるなど、健康とはほど遠い体になっていきました。
以来、高校時代にかけて肥満度はピークを迎え、当時の洋服は3L。
それから5~6年間は、いくつものダイエット法に挑戦しては、挫折をくり返すという生活が続きました。
摂取エネルギー量を、一日500キロカロリーに抑える過激なダイエットに挑戦したこともあります。
一ヵ月で体重は7kg減りましたが、抜け毛も多く、ヘアスプレーが地肌に当たるようになって中止したところ、
二週間後には元の体重以上に太ってしまいました。
なにしろ、やめた翌日にパンニ斤をたいらげてしまったほどですから、その後の食欲もご想像いただけるでしょう。
唯一ダイエットに成功した「水ダイエット」の出会い
さて、そんな私に転機が訪れたのは二十三歳のときです。
たまたまお会いした友達のおばさまが、六十歳でシワーつないツヤツヤの肌をしていました。
そして、
水やお茶がすごく好きだという話を聞いて、「どうせ肥満なら、ニキビがないほうがいいな」と、あくまでも肌をきれいにする目的で、私も水を飲んでみようと考えたのです。
ただし、私は過去に毎日コップ8杯の水を飲むダイエットで挫折した経験がありました。
過去のダイエットは、早くノルマを果たそうと、朝のうちに無理してたくさん水を飲んで、体調をくずしたのです。
つまり、私が水を飲み続けるには、飲み方に工夫が必要でした。
「水ダイエット」の仕方と注意点
そして考え出したのが、
食事中に水を飲む方法です。
ノルマは決めずに、食事を一口たべたら一口水を飲む!
こうして食べ物でごまかしながら飲み込めば、体にもすんなり入っていくだろうと思ったわけです。
実際、この方法には無理がありませんでした。
じきに水を飲みながら食事するのが当たり前になり、肌をきれいにするという目的すら、忘れてしまっていたほどです。
「水ダイエット」の効果
3週間もすると、
顔が小さくなったと言われだしたのです。
そして、体重計に乗ってみると、たしかに4kg痩せていました。
これは予想外の効果です。
結局、半年で10kgくらい、一年間で23kg減って50kgになりました。
ちなみに、身長は160cmです。
悩みのニキビや便秘もいつの間にか解消し、カゼもひきにくくなっていました。
またある日、母から少食になったといわれ、食事量が自然にへってきたことにも気がつきました。
それでも普通の人の量なのですから、以前はどれだけ食べていたかおそろしくなります。
間食も、意識しては控えませんでしたが、自然にしなくなりました。
さらに味に敏感になり、料理を味わえるようになったのも大きな収穫です。
食べ物は、水で流し込んでもおいしくないから、かんで味わう習慣もできました。
水ダイエット効果についてはこちらもご覧ください。
満腹感を伝える脳の満腹中枢は、働き出すまで約15分かかるといわれます。
一口食べたら一口水を飲み、よくかむことが早食いを防ぎ、食事量の減少にもつながったのです。
無理やストレスなく確実にやせる「水ダイエット」
標準体型に戻ってからも、毎食水を飲み続け、体重を維持しています。
私の場合、水の量は一食につきコップ2杯(約400ml)が平均で、ときには1ℓ空けてしまうこともあります。
こうして、
水ダイエットは
無理なく続けられて確実にやせて、努力して食事をへらす必要がないので、ストレスがたまらない、リバウンドもないという究極のダイエット法であることを確信しました。
また、このやり方だと周囲の人に、ダイエットしていることを知られることがありません。
そして実際に、私のニキビや便秘が改善したように、体が軽くなるに伴い、健康になっていく自分を実感できるダイエット法だといえるのです。
水ダイエット効果についてはこちらもご覧ください。
おわりに
医師より水ダイエットについて意見をお聞きしました。
満腹の状態では水はなかなか飲めませんが、食事中に飲むと、食欲を適度に抑えてくれる効果があります。
また、ノルマを決めずに飲むというのも、ダイェットを長続きさせる重要なコツです。
体験談にあるように、摂取エネルギーを500カロリーに抑える方法で、一ヵ月に7kg減らすなどここまで徹底すればたしかにやせますが、体に無理もかかって脱毛などの弊害も出てきます。
もし20kgやせたければ、一ヵ月に4~5kg内ずつ、半年から一年かけて徐々に減らしていくのが、理想的だと思います。
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