チーズダイエット!一度は聞いたことあるのではないでしょうか?
チーズダイエットは、意外にも空腹感にも悩まされず楽に痩せることができたという体験談が多いのです。
今回は、ダイエットなら長続きするチーズがおすすめ!チーズの種類は何がいい?
成分表から効果があるダイエット方法を徹底解説します。
太る季節っていつなの?
秋は「食欲の」という形容詞がつくほど、たべ物がおいしく感じられる季節です。
これは栄養が不足しがちな冬を前に、エネルギーを貯めておこうとする、動物としての本能が影響していることにほかなりません。
ところが、文明を手にした人間は野生動物とは違い、冬でも夏でも栄養不足の心配はありません。
さらに衣服や暖房器具などがあるので、冬でもあまりエネルギーを使う必要がないのです。
秋に蓄えたエネルギーに加え、正月に暴飲暴食をした結果、エネルギー過剰になり、たべすぎの習慣もつき、2月から3月にかけての時期に体重が増えてしまいがちなのです。
「体重が減る」と「痩せる」は違う!
そこであわててダイエットを始める人も多いようですが、なかにはその目的を取り違えているケースもあるようです。
それは、「痩せる」のではなく、ただ「体重を減らす」ことがダイエットだと思っていることです。
「痩せる」ということは、体の余分な脂肪を燃やすことであって、おなかをこわしたり、たっぷり汗をかいて水分が失われたために「体重が減る」という現象とは違います。
同じ意味にとられがちなこの二つの言葉は、実は似て非なるものなのです。
ダイエットは余分な脂肪を減らすことを目的とした、「痩せるための食事」をすることといえます。
そのためには、きちんと栄養をとって、低エネルギーの食事をすることが必要です。
そしてダイエットは、「健康を作る食事」でもあります。
肥満はそれだけでも正常な状態ではありませんし、成人病などの原因にもなります。
また、「○○ダイエット」といっては特定の食品を大量にたべたり、極端な食事制限をして体調をくずしてしまうのでは、ダイエットとはいえません。
つまり、低エネルギーであっても栄養バランスのとれた食事、これがダイエットの基本なのです。
牛乳を濃縮発酵させたチーズには、牛乳の栄養素がそのまま含まれています。
しかも、牛乳200mlとほぼ同じたんぱく質が、プロセスチーズならわずか20gで摂取できます。
また、日本人にもっとも不足しがちなカルシウムやビタミンB2も、とても豊富に含まれています。
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— からだ守り隊 (@body_protect17) 2018年4月1日
このように、コンパクトでバランスのとれた栄養食品であるチーズは、「健康を作る食事」という点で、とても有効な食品だといえるでしょう。
チーズをダイエットにとり入れると、これらの栄養素の働きによって、ダイエットの効果を高めてくれます。
チーズの脂肪が空腹感を防ぐ
一般的に、チーズは高脂肪食品というイメージがあり、チーズをたべるとダイエットできるどころか、かえって太るのではないかと心配されるでしょう。
確かに、プロセスチーズ100g中には、和牛のバラ肉とほぼ同じ26gの脂肪が含まれています。
しかし、和牛100gは簡単にたべられても、チーズ100gとなると、よほどチーズ好きでなければたべられるものではありません。
ほかの食品と同じように、たべすぎなければチーズでも決して太ることはないのです。
しかも、脂肪は意外なところでダイエットに役立っています。
多くの場合、ダイエットでもっともつらいのは空腹感でしょう。
ところがチーズは胃の中に長くとどまり、空腹感が起こるのを先延ばししてくれます。
実は、この働きをしているのが、チーズに含まれている脂肪なのです。
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— からだ守り隊 (@body_protect17) 2018年4月1日
また、チーズに多く含まれるたんぱく質は、筋肉や血液を作るのに必要ですから、人間には欠かせません。
しかも脂肪の代謝(体内での物質の利用と排出)をよくする働きもあります。
加えて日本人は、もともとカルシウムが不足がちですが、偏ったダイエットをすると、多くの場合カルシウムが不足し、骨粗霧症(カルシウム不足で骨がもろくなる症状)を起こしやすくなります。
チーズのカルシウムは、吸収率が高いので、骨粗霧症の予防にピッタリです。
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— からだ守り隊 (@body_protect17) 2018年4月1日
そして、チーズの発酵食品としての利点も忘れてはいけません。
太っている人の多くは、体の代謝機能が落ちたり、脂肪がたまって腸の運動が弱まり、便通がとどこおりがちです。
チーズに含まれている乳酸菌は、その整腸作用によって腸の運動を活発にし、便通をよくしてくれます。
このことも、ひいては全身の代謝機能を向上させ、体内の余分な脂肪を燃焼させやすくするのです。
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— からだ守り隊 (@body_protect17) 2018年4月1日
このようにチーズは、栄養のバランスがよく、空腹感を抑え、脂肪の代謝や便通をよくしてくれる食品ということができます。
ですから、チーズはダイエットの基本である「やせる食事」「健康を作る食事」に最適の食品といえましょう。
ダイエット成功の6つのポイント
ダイエットを成功させる秘訣は、長続きさせることです。
チーズダイエットはそれは同じことで、いかにチーズを日常の食事にとり入れるかが、成否のカギを握っています。
それには6つのポイントがあります。
好みに合ったチーズをたべる
チーズには大きく分けて、牛や山羊などの乳を発酵、熟成させたナチュラルチーズ(ブルーチーズやカマンベールチーズ、パルメザンチーズなど)と、2種類以上のナチュラルチーズを加熱して乳化剤で固めたプロセスチーズの2種類があります。
現在日本で求められるチーズは、ざっと数えただけでも100種類以上あります。
どれをダイエットに使うかは個人の好みにまかせるわけですが、いろいろたべてみて、自分の好みに合ったチーズを使って長続きさせることが大切です。
脂肪は30%以下のものをたべる
チーズに含まれている脂肪の量は、種類によって非常に差があります。
脂肪があまり多めのチーズでは、ダイエットの効果が得られにくくなるので、チーズダイエットに使うなら、脂肪30%以下を目安にするとよいでしょう。
チーズを食べるが一日の目安量とは
チーズを固さで分類すると、ソフト、ミディアム、ハードの3種類になります。
・ソフトはスプーンですくってたべられるタイプ(カッテージチーズなど)
・ミディアムは切ると中がトロッとしているタイプ(カマンベールチーズなど)
・ハードはナイフなどで削れるタイプ(プロセスチーズやパルメザンチーズなど)
です。
固くなるほど水分が少なく、栄養素が濃縮されており、脂肪も多く含まれます。
チーズダイエットでは
ソフトタイプなら100g、ミディアムやハードタイプなら50gを一日の目安にしてたべるとよいでしょう。
チーズといっしょに野菜も摂取する
チーズは、その脂肪の働きによって胃の中に長くとどまり、空腹を感じるまでの時間を先延ばしします。
しかし、チーズだけでは分量-カサが少なくて、満足できないでしょう。
それにチーズに欠けているビタミンCや食物繊維などの栄養素も摂取する必要があります。
そこでチーズダイエットをするときは、チーズといっしょにできるだけ多くの野菜をたべてください。
野菜をたべれば、食事のカサがふえて満腹感が得られやすくなり、ビタミンCや食物繊維の補給にもなりますので、一食に最低100gは野菜をとりたいものです。
また、野菜をたべる時間の余裕がない場合は、市販の野菜ジュースなどで代用してもかまいません。
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栄養補給の点では、野菜の代わりに人参ジュースなどの野菜ジュース類を飲んでいいでしょう。
ただし、できれば毎日同じジュースにしないで、トマトジュースやフルーツジュースなどをうまく組み合わせると、飽きずに長続きさせられます。
毎朝チーズをたべる
ダイエットをしようと思っている人に限らず、1日3食の規則的な食事をすることが大切です。
しかし、「時間がない」「のどを通らない」などさまざまな理由で、朝食を抜いてしまう人が多いようです。
しかし、チーズと野菜なら調理する手間もかかりませんし、のどを通らないこともないでしょう。
外食が多い昼食でチーズをたべることはむずかしいでしょうし、夕食だとチーズをたベながらお酒を飲みすぎたり、夜食をたべてしまわないとも限りません。
これらの理由から、チーズをたべるのは朝食が合理的でしょう。
なお、昼食と夕食は普通にたべてかまいません。
間食にはチーズをたべる
ダイエット中、どうしても間食がしたいときには、空腹感を抑え、持ち運びも便利なチーズを利用するとよいでしょう。
以上の6つのポイントを守って、チーズを毎日の食生活にとり入れてください。
中性脂肪や高血圧に問題ないの?
ここで気になるのが、中性脂肪が高いと診断されている場合や高血圧症の場合です。
チーズを食べて大丈夫なのか?お話しします。
中性脂肪値が高い人でも大丈夫な理由
中性脂肪値が高いといわれると、たんに食事の量を控えようとする人が多いものです。
しかし血中の中性脂肪値の高低は、食生活や運動の量など、その人の生活全体が関係していて、食事だけ、ましてや一種類の食品で決まるものではありません。
チーズだけを毎日何百gもたべて、ほかになにもたべないというのでは、中性脂肪値が高くなる以外にも、さまざまな問題が起こるでしょう。
しかし、野菜をきちんとたべ、そのうえでたんぱく質やカルシウムなどを豊富に含むチーズを、一日に20~50g(ソフトタイプなら100gほど)たべ、適度の運動をするのならば、むしろチーズは健康食となります。
また、中性脂肪は果糖から作られるので、糖質の少ないチーズは、この点でもたべすぎない限りは問題ないと考えられています。
高血圧・塩分控えるように医師から指導受けている方
一日にチーズ50gを食べたとして、その塩分の量は、プロセスチーズで1.5g弱、カッテージチーズやカマンベールチーズなど、市販されているほとんどのチーズは0.5~1gです。
塩分を制限されているのであれば、食生活全体の塩分摂取量を控え、手に入りやすいうえに塩分が比較的少ないカッテージチーズやカマンベールチーズなどを使えばいいでしょう。
おわりに
チーズダイエットのポイントとしてのおさらいです。
1.好みに合ったチーズをたべる
2.脂肪は30%以下のものをたべる
3.ソフトタイプは100g、ハ一ドタイプは50gが一日の目安量
4.チーズといっしょに野菜も摂取する
5.毎朝チーズをたべる
6.間食にはチーズをたべる
チーズダイエットは「やせて健康になる」方法です。
ぜひ、試してみてください。
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