あなたは激しいめまいやふらつきなど経験したことありませんか?
疲れがたまってくると、メニエール病(めまい、耳鳴りなどが発作的に起こり反復する病気)のような激しいめまいや耳鳴りに、よく悩まされている人は多いものです。
メニエール病とはめまいや難聴・耳鳴り・耳閉感などの内耳の疾患です。
①メニエール病の激しいめまいを対処したった1ヶ月で解消できたのはくちなしの実の黒焼きと話す、57歳主婦の方の体験談
②めまいの対処やメニエール病や更年期障害もクチナシの実の黒焼きを飲んだら治ったという体験談
を紹介します。
体験談1:耳の痛みのあとでめまいが起こる
私がひどいめまいと吐きけに初めておそわれたのは、四年前の秋のことでした。
知人と一泊旅行に出た夜、食事もすんでちょっとした宴会となったとき、急に気分が悪くなって、寝込んでしまったのです。
その晩は、めまいと吐きけでとても苦しい思いをしました。
しかし翌朝になると、昨夜のことがウソのようにらくになり、そのまま旅行を続けました。
2度めの異常が起こったのは、その年の冬、家族で温泉に行ったときです。
このときは朝食後、前回以上の強いめまいと吐きけにおそわれました。
実際に何度も吐き、昼過ぎには少し落ち着いたものの、けっきょく旅行どころではなくなり、帰宅の途につくはめになりました。
この2つの出来事が前兆でした。
その翌年のある日、病気は本格的なものになってしまったのです。
その日は朝から、左の耳の奥のほうに強い痛みと耳鳴りを感じていました。
我慢して家事をしていると、突然、視界がグルグルと回り出し、吐きけと悪寒におそわれて、立っていられなくなったのです。
横になって目をつぶっていても、まるで天井が落ちてくるような感じや、自分の体が宙に舞うような感じがしました。
翌朝には立てるようになったものの
その後も私は、こうしたひどいめまいと吐きけに、たびたび悩まされるようになってしまったのです。
メニエール病と診断
2年前の秋になって、私は耳鼻科の病院に行きました。
そこでメニエール病(めまい、耳鳴りなどが発作的に起こり反復する病気)と診断され、「今度発作が起こったら飲むように」というお医者さんの指示とともにめまい止めと吐きけ止め、それに睡眠剤の3種類の薬を渡されました。
メニエール病についてはこちらもご覧ください
めまいにはくちなしが効く
それからまもなくのことです。
私は知人から「めまいにはくちなしが効く」と教えられました。
そしてその知人が作ったくちなしの実の黒焼きを、少し譲ってもらったのです。
しかし、くちなしの実なら譲ってもらうまでもありません。
くちなしの実は、正月に食べるキントンの色づけ用に採って乾燥させ、保存してあります。
くちなしの実の黒焼きが持つ効能と作り方を聞いた私は、さっそく自分で作ってみることにしました。
くちなしの実の黒焼きの作り方
作り方は簡単です。
乾燥させて保存してあるくちなしの実2~3個をアルミホイルで包み、モチ焼き用の網にのせて、ガスコンロで5分ほど弱火にかけるだけです。
そして、冷めるのを待って、アルミホイルの上からくちなしの実をつぶせば、炭のように黒くてボロボロの粉状になります。
これを小さな密閉容器に移して、戸棚に保存しておきます。
私の場合、めまいが起こるときは
その前に軽い耳鳴りと耳の奥のほうの痛みが現れます。
そこで、これらの症状が出たらすぐに、粉末にしてあるくちなしの実の黒焼きを小さじ一杯とって、水で飲み込むようにしました。
すると、メニエール病の発作は起こらずにすむのです。
耳鳴りの対策についてはこちらもご覧ください。
くちなしの効果
こんなふうにして、期間にしたら一カ月ぐらいのうちに、10回ぐらいは、くちなしの実の黒焼きを飲みました。
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めまいが起こらない
すると、ふしぎなことにそれ以後は
くちなしの実の黒焼きを飲まなくても、めまいが起こらなくなったのです。
最後に耳の痛みを感じてから、すでに1年以上、メニエール病の発作は起こっていません。
ところで、私は8年前から、趣味で社交ダンスをやっています。
しかし、メニエール病に悩まされていたくらいですから、クルクルと旋回するのが苦手でした。
すぐにクラクラしてしまうからです。
ところが、めまいが起こらなくなってからは、ダンスの旋回も平気になりました。
いつの間に体がこんなに強くなったのか、自分でもびっくりしています。
めまいが起こらないので、病院でもらった発作用の薬は、いまだに手つかずのままです。
しかし、もしめまいが起こったとしても、最初に飲むのは薬ではなくくちなしの実の黒焼きであることを、いまの私は確信しています。
くちなしは消炎作用・鎮痛作用や利尿作用がある
大学病院教授にお話しをお聞きしました!
くちなしの実に含まれる成分には
肝臓を保護したり、動脈硬化を防いだりする効果をはじめ、消炎・鎮痛作用や利尿作用のあることなどが認められています。
めまいに対する効果はそれほど知られていませんが、生薬(漢方薬の原材料)の特徴である、複数の成分による作用が総合的に現れた結果かもしれません。
めまいの対策についてはこちらもご覧ください。
メニエール病は原因のハッキリしない難病といわれていますから、くちなしの実を黒焼きにしたものを飲んで、めまいや吐きけの発作が起こらなくなったという体験はたいへん興味深いものです。
ただし、今後めまいが起こった場合は医師に処方された薬をまず飲んでください。
薬を自分の判断で調節することは危険だからです。
同時に飲んでも副作用の心配はありませんから、それからくちなしの実の黒焼きを飲むことをおすすめします。
体験談2:めまいや耳鳴りが30分で止まった
疲れや、メニエール病(めまい、耳鳴りなどが発作的に起こり反復する病気)のような激しいめまいや耳鳴りは、いったんめまいにおそわれると、2~3日は横になって休むしかありません。
できるだけ薬を飲みたくない人は
めまいを抑えるには休養をとるしか手がなかったのです。
そして、実際にクチナシの実の黒焼きを飲んでみて、驚きました。
わずか30分ほどで、めまいが止まったのです。
また、めまいが起こりそうだなと感じたとき、あらかじめクチナシの実の黒焼きを飲んでおくと、めまいは起こらずにすむのです。
メニエール病についてはこちらもご覧ください
クチナシの実は簡単に購入できる。
ところで、クチナシの実というと
主婦のみなさんは、キントンや炊き込みごはんに柔らかい黄色をつける着色料として、ご存知なのではないでしょうか。
しかし、そのクチナシの実を黒焼きにしたものに、めまいを抑えるすぐれた薬効があることは、あまり知られていないようです。
クチナシの実には
鎮痛・鎮静作用があり、黒焼きにすることで、いっそう効果が高まります。
とくに強調したいのは
これがめまいや悪心、耳鳴り、吐きけといった不快症状に対して、驚くほど早く効くという点です。
よく「この薬は即効性がある」などといういい方をしますが、私は「即効」よりさらに早い効きめを持つものを「神効」、つまり、神のごとき効果と評しています。
色々な方の体験からもわかるように、クチナシの実の黒焼きは、まさにこの神効にあたります。
めまいが起こったときに薬を飲んでも
効きめの現れるのが半日後や1日後では意味がありません。
また、めまいには、起こる直前になんらかの症状が現れることが多いようです。
その前兆の症状が現れたときに飲み、本格的なめまいが起こらないようにするためにも、めまいの薬には素早い効きめが求められるのです。
クチナシの実の黒焼きには
めまいが起こる前に飲めはめまいを未然に防ぎ、めまいが起こってから飲んでも、短時間で症状を軽くする作用があります。
クチナシの実は
着色材としてネットやスーパーなどの食料品売場や香辛料売場に並んでいますから、それを買い求めて黒焼きを作るのがいちばん手軽です。
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あるいは漢方薬局で、「山楯子(さんしし)」の名で生薬(漢方薬の原材料)として売られているものを使ってもよいでしょう。
実の形そのままのものでも、刻んであるものでも効果は同じです。
めまいや耳鳴りの予防としてこちらもご覧ください。
簡単にできるクチナシの実の黒焼きの作り方
では、クチナシの実の黒焼きの作り方を説明しましょう。
スーパーや薬局で売られているクチナシの実は乾燥しています。
これに対して自生のクチナシから摘んだ実は、当然ながら水分を含んでいます。
黒焼きにするさいは、どちらのものを使ってもかまいません。
自生のクチナシの実の場合、陰干しするなどして乾燥させてもよいでしょうが、薬効に差はなく、乾燥している実のほうが、早く黒焼きにできるというだけです。
クチナシの実をアルミホイルで包む
まず、クチナシの実をアルミホイルで包みます。
黒焼きは、基本的には木炭作りといっしょで、燃焼のさいに空気がありすぎると、黒焼き(炭)ではなく黒焦げになってしまいます。
ですから空気が入らないよう、アルミホイルで2重~3重にしっかりと包んでください。
一度に何個包んでもかまいませんが、重ならないようにしたほうが、早くできます。
クチナシの実を蒸し焼きにする
これをオーブンに入れ、量にもよりますが
乾燥した実なら10~30分ぐらい、水分を含んでいる実であれば30分以上、上下から加熱します。
オーブンがなければ、クチナシの実を入れたアルミホイルの包みをフライパンに載せ、上からもうひとつのフライパンを、ふたをするようにかぶせます。
あるいは、ひびが入って汁物には使えなくなった土鍋を使ってもよいでしょう。
これを弱火か中火でガスコンロにかければ、オーブン同様に、上下から熱が加わって、少々時間はかかりますが、黒焼きができます。
いずれかの方法で加熱し終えたら、自然に冷めるのを待ちます。
熱いうちにアルミホイルを開くと、急に空気にふれて燃え出すおそれがあるからです。
真っ黒に焼きあがっていればよし、まだ茶色が残っていれば、再度アルミホイルで包んで焼き直します。
焼きすぎるということはありません。
焼きあがったらクチナシの実を粉末にする
クチナシの実が焼きあがったら
粉砕器にかけたり、すり鉢ですりつぶしたりして、粉末状にします。
これを密閉できる空きびんなどに詰め、湿けのないところに置いておきます。保存は常温でけっこうです。
クチナシの実の黒焼きの一度に飲む分量は、小さじ半分程度です。
めまいが起こったとき、あるいは起こりそうなときというのは、いちいち分量を取り分けるのもたいへんですから、あらかじめ一回分ずつを、市販のカプセルに詰めておいてもよいでしょう。
また、クチナシの実の黒焼きを同じく小さじ半分程度飲んでからふとんに入れば、不眠症の人でも、短時間のうちに眠りにつくことができます。
・更年期障害(頭痛、肩こりなど女性の更年期に起こるさまざまな症状)
・自律神経失調症 (神経のバランスの不調から不快症状が現れる病気)
・メニエール病などによるめまいや吐きけ、耳鳴り
に悩んでいる人は、ぜひクチナシの実の黒焼きを、試してみてください。
きっと、効果を実感できるはずです。
クチナシは肝臓の特効薬から美容まで使える
クチナシの実には、ほかにも多くの利用法があります。
その代表的なものが薬酒で、大きな密閉容器に3分の1ほどクチナシの実を入れ、そこに20度前後のアルコールをいっぱいにそそぎ、冷暗所に3カ月間置いておくだけで作れます。
クチナシの実の薬酒には
肝臓を保護する働きがあり、お酒を飲む前にひと口飲んでおけば悪酔いを防げます。
また、クチナシの花にも使い途があります。花びら20枚ほどをホワイトリカー900mlに数日間漬けておけば、香りのよい化粧水が出来上がります。
クチナシの花の化粧水には
クチナシの花の解毒・抗菌作用によって、ニキビや吹き出ものを予防し、治す働きがあります。
くちなしの効果についてはこちらもご覧ください。
このようにクチナシの実や花は、病気退治から美容まで幅広く使える薬草なのです。
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