皆さん、「肩こりは誰もが持っているもの、病気じゃない」。そう考えてはいませんか。
実は、肩こりは首の神経からの注意信号なのかもしれません。
今回は、肩こりは首の神経からの注意信号!肩が痛い場合の治療法と注意点についてです。
【肩や腕、手が痛む】
例えば、脳卒中になると手や足が動かなくなることがありますが、傷んだところは脳なのに、動かないのは手足ですね。
このように神経を傷めると、症状は違うところに出るという特徴があります。
脳から出た神経は、首を通り肩から腕、手へと届きます。
そのため、首の神経を傷めると、首からその先の部分の、肩から腕、肘や手・指に痛みやしびれが出ることがあります。
また、肩甲骨あたりに痛みを感じる人もいます。
このように、肩や腕、手の痛みの原因が首からということがあるのです。
【腕が上がらない】
首の神経は肩から腕へと届くため、首の神経を傷めると腕が上がらなくなることがあります。
五十肩が有名ですが、肩に問題がなくても腕が上がらなくなることがあるのです。
【頭痛やめまい・肩こり】
また、首から出た神経は、首の後ろを頭に向かって上がっていきます。
それが、つらい頭痛を起こしたり、めまいや吐き気の原因になることもあります。
また、目の奥に違和感を感じる人もいます。
【肩こり】
そして、このような症状のある人の多くが、しつこい肩こりを感じています。
首の神経が肩の周りの筋肉を収縮させ、こり感を生み出すわけです。
強い肩こりは、首の神経を傷めているのかもしれません。
肩こりについてはこちらもご覧ください
肩に痛みを感じたら
どういうわけか肩が痛い!
特に理由もなく、突然生じたりする肩の痛みがある場合「肩関節周囲炎」、通称「五十肩」かもしれません。
四十肩・五十肩についてはこちらもご覧ください
様子を見ていればそのまま軽快することがありますが、時に痛みが継続・悪化することもあります。
様子を見過ぎて肩が動かなくなってしまうことすらあります。
そのような時に、皆さんは初めて医療機関を訪れることになります。
肩が痛い場合の治療法
では、どのような治療ができるのでしょうか。
読んで字のごとし、肩関節の周囲の炎症ですから、初期の場合には急性炎症を鎮める治療を行います。
具体的には、安静・内服・外用薬・電気治療・肩関節内注射などです。
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早ければ早いほどよいでしょう。
残念ながら医療機関受診が遅れ、肩を動かしたときのみ痛みが生じるだけでなく、じっとしていても痛い・罹患肩を下にして寝ると痛い上肩が動かないなどの慢性期になった場合、上記の治療にプラスして肩関節の運動がとても大切になります。
痛い肩を無理して動かすとさらに悪化することがあるため、痛くないように動かすことが重要です。
肩甲骨を動かすようにする、腕を象の鼻のようにぶらぶらさせて動かすなどが、自分で行うことができ、かつ一番大切な治療ではないでしょうか。
また、肩が痛いからといって勝手に五十肩と思っていてはいけません。
別の思わぬ原因が潜んでいることがあります。
カルシウム代謝の変化が多い閉経前後の女性に多いのですが、肩に石灰化を起こしている場合があります。
その場合、レントゲン撮影で簡単に分かります。
肩の痛みが続いている場合は、なるべく早めの医療機関受診をお勧めします。
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