足や腰が痛む坐骨神経痛。
痛みがおさまらないと生活に支障が出てしまいます。
腰痛やひざ痛、坐骨神経痛にはマッサージや整体、はりなども良いですが、それでも効果がなかったら竹炭を活用してはいかがでしょうか。
竹炭を使用すると入浴に入れると温まって痛みが緩和できた、健康になったと口コミがあります。
今回は、足を引きずるほどの坐骨神経痛と孫のアトピー性皮膚炎が竹炭のお風呂に入ったら1ヶ月でほぼ改善した58歳主婦の体験談です。
薬もハリも効果がなかった
急に足や腰が痛みだしたのは、去年の7月のことです。
痛くて痛くて、足を引きずって歩くほどだったので、すぐ病院で診てもらいました。
すると、座骨神経痛だといわれたのです。
病院では、飲み薬と湿布薬をもらいましたが、効いているような気がするだけで、痛みがおさまるには至りませんでした。
そこで、鍼灸院にも3日おきに通って、痛みを減らすハリを打ってもらいましたが、これもほとんど効果を実感できず、3ヵ月でやめてしまいました。
痛みをがまんしながら仕事をしていた去年の12月末、私の美容院のお客さんから、竹の炭を入れたお風呂が、痛みの解消に効果的だと聞きました。
そのとき私は、「竹の炭ってお風呂にも使えるのか」と思いました。
というのは、その前年、つまりおととしから、ごはんを炊くときに竹の炭を使っていたからです。
意外に思いながら、さっそく私は、竹の炭風呂を試すことにしました。
まず、30cm程度の竹の炭を半分に切り、15~20本ほどをさらしの袋にまるごと入れて、口を縫いました。
私の家は、一歳七ヵ月になる私の孫を含めて4世代同居の大家族ですが、竹の炭風呂は最初、孫がいやがりました。
さらしの袋は40cm四方にもなるので、じゃまだと思っていたようです。
それでも家族の同意を得て、それまで使っていた入浴剤をやめ、竹の炭を使うようにしました。
私の家のお風呂は追い焚き可能ですが、給湯システムもついています。
そこで、あらかじめ竹の炭の袋を浴槽に置き、お湯をためるようにしました。
竹の炭風呂に入ったときに感じるのは、体がよく温まって、湯冷めしにくいということです。
また、私の母などは「お湯がやわらかくなった」と喜んでいたようです。
坐骨神経痛がたった1ヶ月でほぼ完治
私の座骨神経痛に対する効果も、すぐに現れました。
1週間もしないうちに、足腰の痛みがらくになってきたのです。
調子がよくなってきたことに気をよくして、私の家では毎日みんなで竹の炭風呂に入り続けました。
すると、約1カ月で症状はほとんどよくなったのです。
まだ完全に痛みが取れたとはいえませんが、足を引きずって歩くようなことはありません。
始めて1カ月程度でこんなに効いたのですから、今後もさらによくなるだろうと期待して、いまでも竹の炭風呂を続けています。
ところで、初めはいやがっていた孫ですが、竹の炭風呂にしてから肌のかゆみを訴えなくなりました。
孫のアトピー性皮膚炎にも効果があったようです。
竹炭のアトピーへの効果についてはこちらの記事も参考にしてみてくだい。
晩に使った竹の炭の袋は、翌朝、物干しざおに干して、天日にさらすことにしました。
この袋の中の竹の炭がいつまで使えるかわかりませんが、まだまだ効きめは続くのではないかと思っています。
いまや竹の炭風呂は、わが家の健康維持に欠かせないものなのです。
整骨院院長アドバイス
竹の炭をお風呂に入れると温まる、神経痛がらくになるという声は、よく聞かれます。
わが家では、竹の炭のほかに竹酢液をお風呂に入れて入浴していますが、竹の炭だけを入れたお風呂でも、十分効果があるようです。
なお、お風呂に入れた竹の炭は、使用後きれいに水洗いをして天日で干すのが長持ちさせるコツです。
こうすれば、最低でも1カ月は効果が持続するはずです。
炭の竹のいろいろな使い方を紹介
竹の炭は、どうして体によいのでしょうか。
竹の炭は、無数の細かな空洞を持つ多孔質であり、一立方cmあたりに1000平方mもの表面積があるといわれます。
これが、消臭、吸湿、保水、排水、通気、蓄熱などの点ですぐれた効果を発揮するとされます。
また、竹の炭は独特の波動(波長を持った電磁波)を持ち、これが体に有用に働くのではないかという説もあります。
竹は、生長過程で、地中からカリウムをはじめとする各種のミネラルを受け取りますから、これが体によい影響を与えることは、十分に推測されます。
しかし、その作用が解明されていくのは今後の研究を待たなければなりません。
ここでは、竹の炭の具体的な使い方をご紹介します。
なお、すべての使用法に共通することですが、最初に一度、よく水洗いし、天日で乾燥させてください。
そうしないと、最初の使用時に黒い液(炭水)が出ることがあります。
①竹の炭をお風呂に入れる
竹の炭を入れると、水が軟らかく、肌にやさしくなります。
この性質を生かすのが竹の炭風呂です。
湯冷めをしないので入浴剤代わりに最適で、体の痛みやアトピーなどに効果があったという報告もあります。
やり方は、300~400gの竹の炭を袋に入れ、これをお風呂の沸かし始めから湯ぶねに入れておくというもの。
竹の炭を適当にくだいて使う場合には、炭の粉が出ないように、目の細かい袋を用いてください。
お風呂が外焚き式でなく、蛇口をひねればお湯の出る給湯式のご家庭では、お湯を入れる最初の段階から竹の炭の袋を湯ぶねに置いてください。
使用後はきれいに水洗いし、次の使用時までに天日で干します。
使用頻度にもよりますが、最低でも一ヵ月はもちます。
②竹の炭をパットにして患部に当てる
お茶パックなどの不織布に、適当にくだいた竹の炭を入れ竹の炭のパットを作ります。
これを体の痛む場所に直接当てて、パットを固定させます。
痛みを素早く解消するのに役立つようです。
竹の炭を粉々にくだいた場合は、炭の粉が下着について汚れますが、洗えばきれいに落ちます。
それもいやなら、袋の目がより細かいものを使うか、くだかないで使ってください。
患部が痛む間はずっとつけ続けるのがよいのですが、場所によってはそうもいきません。
そんなときは、就寝中だけでもよいでしょう。
こちらの耐用期間は微妙です。
よくいわれるのは、症状がひどいほど、竹の炭も早く効果が落ちるということです。
ですから、一つの痛みを取るのにパット一個のつもりで利用するのが確実でしょう。
③竹の炭を食べる
胃や腸の働きを整えるのに良いとされています。
2~3cmぐらいの長さにした竹の炭の一片を口に含み、かじって食べます。
下痢や便秘にも効果を発揮するようですが、食べるのは多くても一日一片にしてください。
④竹酢液を利用する
お風呂に竹酢液を入れると、竹の炭と同様、ないしはそれ以上の効果が得られるようです。
湯ぶねに入れる分量は、普通のコップに3分の1程度で十分でしょう。
竹酢液を入れると水はくさりにくくなるので、同じ水を2~3日は十分使えます。
また、竹の炭と竹酢液をいっしょにお風呂に入れると、効果はより高まります。
竹酢液を飲む方法もあります。
約10mℓの竹酢液をコップ一杯(約180mℓ)の水で薄めて飲むと、胃腸を整え、体の機能を高める作用が望めます。
飲むのは、1日1杯にとどめてください。
⑤竹の炭を入れてごはんを炊く
約20g(タテ10cm×横4cmぐらい)の竹の炭を、炊飯器の中の米の上に置き、そのまま炊きます。
くさみが消え、ごはんがふっくらとおいしく炊きあがります。
炊きあがったあとも、竹の炭を入れたままにしておけば、ごはんの質は落ちません。
ただし、竹の炭の使い始め(最初の1~2回)は、ごはんがいくぶん黄色味を帯びることがあります。
それでも、味が悪くなることはありません。
竹の炭は使用後、よく水洗いし、天日で干してください。
そうすれば20日間は使えます。
⑥竹の炭を飲料水に使う
1ℓの水に50g程度の竹の炭を入れます。
それだけで、ミネラル分に富んだ、まろやかな飲料水になると好評です。
コーヒーやお茶、ウイスキーの水割りにも利用してください。
使用後に水洗いし、天日で干せば、約20日間は使えます。
⑦竹の炭を部屋に置く
脱臭効果があります。八畳間なら1kg程度で十分でしょう。
1ヵ月は効力が続くはずです。
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