秋から冬にかけての乾燥は、唇のかさつきや喉の痛みなど、風邪を引き起こす原因が多い季節です。
今回は、咳と喉の痛みが濡れマスクで解消!風邪予防には濡れマスクが効果的と話す、59歳会社社長の体験談を紹介します。
喉が気持ちよく潤って快適
私は、毎年、10月から年末までに、3~4回は必ず風邪をひいていました。
そのたびに、風邪薬を浴びるほど飲んできたものです。
ところが、昨年の秋以降は、一度も風邪をひくことなく新年を迎えました。
私にとってはじつに画期的なことですが、これが実現できたのも「濡れマスク」のおかげです。
喉が気持ちよく潤って快適
もともと、のどや鼻にうるおいを与えるとらくになることは、私自身も体験を通じて知っていました。
私は、仕事の関係でヨーロッパに行くことが多いのですが、旅行中はくちびるや鼻の中、のどがひどく乾燥します。
飛行機の中がたいへん乾燥しているうえ、ヨーロッパの秋から冬は寒くて湿りけが少ないからです。
苦肉の策として、ホテルでタオルをぬらし、顔にかけて寝たこともあります。
こうすると、鼻の中ものども湿ってらくになりますが、息苦しいので長くは続けられませんでした。
こんな経験もあるだけに、濡れマスクのことを知ったときには、さっそく試してみようと思いました。
濡れマスクの作り方
最初は、自分なりに考え、ぬらしたガーゼを乾いたマスクにはさんだり、マスク全体をぬらして普通にかけたりしてみましたが、うまくいきませんでした。
その後、くわしいやり方を聞き、マスクをぬらして上3分の1を外側に折り、鼻の下にかけたところ、じつに快適なことがわかりました。
私の場合、このようにして濡れマスクをかけて寝ても、最初からうっとうしさなどはまったく感じませんでした。
「なんと快適で鼻やのどが気持ちよくうるおう方法なのだろう」と感激し、すっかり気に入ってしまいました。
さらに、私は、もうひとつ別のやり方も考えてみました。
それは、ぬらしたマスクを三つ折りにし、鼻の下だけに当てる方法です。
つまり、基本的な方法より、さらにマスクに厚みをもたせ、鼻と口の間に当てるわけです。
このようにすると、鼻から吸い込む水蒸気の量がふえ、より効果的に鼻やのどをうるおせるような気がします。
人込みに出たりして、とくに風邪の予防を心がけたいときには、こちらの方法を用いています。
このようにして、濡れマスクを毎晩実行していたところ、昨年は風邪と無縁で過ごせたというわけです。
濡れマスクの効果とは
私に濡れマスクを教えてくれた妻も、もちろん毎晩実行しています。
妻の場合、私と同様に風邪をひきやすいうえ、以前は口呼吸をしていたらしく、その弊害もありました。
口で呼吸をすると、口やのどが乾燥し、体によくないとのことです。
妻の場合、まさにこのケースだったのです。
咳やのど痛が消失
以前の妻は、風邪をひいていないときでも、朝、起きると、決まってセキをしていました。
また、いつものどの痛みを訴えていました。
しかし、濡れマスクを始めて以来
口呼吸をしなくなり、セキやのどの痛みがなくなりました。
また、私と同じく風邪もひかなくなりました。
それまで口で呼吸していたため、最初の10日ほどは違和感があり、無意識のうちに夜中にはずしたりしていましたが、その後は慣れて平気になったようです。
妻の場合、口呼吸を防ぐ目的もあるので、三つ折りにはしないで、いつも上3分の1を折り返す基本的な方法を用いています。
私より、もっと水分をたっぷリマスクに含ませるほうが気持ちよく感じるようです。
やや寝相が悪いこともあって、妻は、枕にビニールのふろしきをかぶせ、その上にバスタオルを敷いて寝ています。
こうすると、枕をぬらすこともなく、安心して濡れマスクを使えます。
また、妻は、夜中に取り換えるためのマスクを枕元に置いて休んでいます。
最初に使うマスクより、さらに多く水を含ませたマスクを、お皿にのせて枕元に置いておくのです。
夜中に目覚めて、マスクが乾いていたら、これに交換しています。
いまでは、私も妻も、濡れマスクなしでは眠れないようになりました。
もし、濡れマスクをしないで寝ると、てきめんにのどが乾燥し、妻の場合はセキも出ます。
濡れマスクで乾燥・風邪対策
夜だけでなく、日中、車で長旅をするときなども濡れマスクを利用しています。
車の中も乾燥するので、濡れマスクをしていると快適に過ごせます。
先日は、妻とともに濡れマスクをかけてドライブをしていると、対向車のドライバーがびっくりしていました。
二人並んで変わったマスクのかけ方をしていたためでしょう。
しかし、驚かれても笑われても、この気持ちよさにはかえられません。
濡れマスクは、簡便で有益無害、コストもかからず、じつに効果的です。
理論的にも納得できますし、じつによい方法だと思います。
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