ひざの痛みに悩まされていませんか?
ひざの痛みにはそれぞれのタイプがあります。立ち上がりや階段・歩行・スポーツなど局面に応じて痛みのタイプが違います。
そんな症状に効果が期待できるのがスパイラルテープです。
今回は、膝が痛い時のスパイラルテープの貼り方!効果を実感できるクロステープについてお話しします。
ひざ痛の原因と対策
ひざの上の大腿骨(だいたいこつ)(ももの骨)と、ひざの下の脛骨(すねの骨)が接する部分には、互いに約3mmの厚さの軟骨がおおっています。
この軟骨が、硬い骨と骨とが直接にぶつからないようにしているので、ひざの関節がスムーズに動くことができるのです。
しかし、年と取ると、次第にこの軟骨も減ってきます。
そのため、中高年になると、ひざの関節の摩擦が大きくなり、周囲の神経を刺激して、痛みが生じるようになります。
これが中高年のひざの痛みの原因の大部分を占めています。
とはいえ、ひざ関節を支えている筋肉がしっかりと柔軟性を保っていれば、ひざの安定性がよくなり、痛みもそれほど出てきません。
ところが、ひざが痛くなってくると、かばって足を使わなくなるために、ひざの筋肉が衰えて、徐々に硬くなっていきます。
その悪循環の結果、ひざの痛みが固定化されてしまうのです。
そうならないためには、痛みがあっても、足が動かせるなら、積極的に足を使うように訓練することが大切です。
とくに、これからご紹介する方法で、ひざのまわりにスパイラルテープ療法のクロステープ(格子状のテープ)をはると、痛みも取れるし、歩きやすいので、自然にひざの筋肉が強化され、ひざ関節がしっかりとしてきます。
さっそく、クロステープを貼ってみましょう。
用いるクロステープは、タテ7本、横8本のものです。
スパイラルテープの作り方はこちらで紹介▼
関連記事:>スパイラルテープの効果がある貼り方!整骨院監修で貼り方を紹介
このクロステープを全部で6個用意します。
作るのが手間であれば、市販で購入することもできます。
両足のひざが痛む人は、この倍の12個用意してください。
ひざ痛のスパイラルテープの貼り方
貼り方は、簡単です。
まず、ひざのお皿(膝蓋骨「しつがいこつ」)の上の左右にペタンとクロステープを貼ります。
クロステープは、左ななめにはるという基本の貼り方がありますが、ここではそれは忘れてください。
単純に、クロステープの8本のテープが横になるように、7本のテープがタテになるように貼ります。
同じように、ひざのお皿の下の左右にクロステープを貼ります。
そして、最後にひざのお皿の左右にも同じくクロステープを貼ります。
クロステープとクロステープがぶつからないように、少し間をあけて貼ってください。
貼るときは、引っぱらずに肌の上に置くような感じで貼ります。
ひざの痛みには、階段を昇るときや、立ち上がるときに痛むタイプ、階段から降りるときや、座るときに痛むタイプに大別できますが、どちらの場合でもこの貼り方が効果的です。
試しに、クロステープを貼ったあと、立ち上がったり、座ったり、あるいは階段を昇ったり、降りたりしてみましょう。
貼る前と貼ったあとでは、ひざの安定感も違ってきますし、痛みもかなり軽減されるのがわかるはずです。
もちろん、クロステープを貼ったからといって、それでひざが治ってしまったわけではありません。
すぐにクロステープを取ると、痛みがまた戻ってきます。
クロステープを毎日貼り続けていると、いつのまにか痛みが消えてしまいますから、そのときまで貼り続けてください。
クロステープを貼ったまま入浴してもかまいませんし、そのまま就寝してもけっこうです。
長時間はり続けても、肌がかぶれる心配もまずありません。
クロステープの中でも、これは最も簡単な貼り方ですから、ぜひ試してみてください。
コメント