スポーツや仕事をする上で、毎日当たり前にしていることが、ある日突然できなくなることがあります。
そんな怪我や体調不良など経験ありませんか?
今回は、体幹を認識し鍛え怪我や体の不調を防ぐ!体の準備と体の負担を減らしていく
お話についてです。
怪我や体の不調の原因を知る事が防止策
例えば急なぎっくり腰ですが、突然痛みが出たとはいえ、痛みが出る前に何らかの原因はあります。
「過度な練習(仕事)で疲労が蓄積していたのではないか」
「いつもしないような動作をして負担がかかっていたのではないか」
などの原因を突き止め、次はならないように対策をすることが必要です。
ここで大切なことは、
自分の弱いポイントや苦手なところを克服するために「その原因を詳しく知ること」です。
練習が厳しかったから。
仕事が忙しかったから。
無理をしたから。
ギックリ腰になった、確かにその通りですが、それだけで終わらせず、「厳しい」というのが具体的に
どの練習のどの動作なのか。
仕事でどれくらい座りつばなしだったのか。
重いものを運んで負傷したなら、具体的な腰の角度や向きなどはどうだったのか。
無理をしたとはどんなことか。
などを考えてみましょう。
そこが分かると、少しだけ体の向きや持ち方を変えただけで、腰痛が軽くなったり、ぎっくり腰を繰り返していたのに再発しなくなったり、限界と思っていたのにまだまだ動けたりします。
ただ単純に体の使い過ぎや蓄積された疲労が原因だけではなかったということです。
人間のパワーは無限だからこそ体を知る事が大切
人間は、ロボットのようにエネルギーが切れて全く動けなくなるということはないので、仕事でクタクタになっていても、ご飯をごちそうしてくれると連絡があれば喜んで駆け付けるし、好きな人から会いたいと言われれば飛んで行く、なんてこともできたりします。
人間の持つパワーは無限だからこそ、自分のことを知ることがとても大切になります。
トレーニングは、筋肉を強化したりするだけでなく、自分の体のことを知る手がかりにもなります。
もちろん、トレーニングだけでなく、日頃のちょっとした動作でも、自分の体のことをいつもよりさらに意識して「カラダの準備」をしてみてくださいね。
体の「点」を決める
体の使い方において、1つの「点」を決めて体を使うという方法があります。
これは、日常体を動かしている時に基準である1つの「点」を決めることで、今現在の基準よりも体が動き過ぎているのか、あるいは動きが足りていないのかということを、体が認識(記憶)します。
人間の体は、重心動揺計などで計測すると分かりやすいですが、直立したり座っている状態でも実は微妙に揺れているのです。
ある程度の揺れは、体の負担を軽減するなど必要なことですが、集中する作業やスポーツなどで「ここ一番」の時は、動揺がない方が威力や正確性(コントロール)は向上します。
人は、自由に体を動かせる時ほど、自分自身の「点」を認識しにくいことがあります。
これが、一流のスポーツ選手になると、無意識に「点」を作っている選手が多く見受けられます。
例えば、サッカーのフリーキックの際に、片手を止めて動かさずに脚を振り抜いている選手は、キレイにゴールが決まっていたりしますね。
そのような視点でスポーツを見ると、さらに面白くなりますよ!
皆さんも台所で包丁を使うときや、掃除をするときなどに、自分自身の「点」を1つ決めて、野菜を切ったり、掃除機をかけたりすると、体への負担のかかり方が違いますので、体が楽に使えます。
ぜひ一度試してみてくださいね。
コメント