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いい人ほど癌になりやすい?感情抑制・責任感・ストレスが免疫力を低下させる

2017/08/19

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「いい人」と聞いてイメージする人柄はなんですか?

優しい、物腰がやわらかい、協調性がある、何でもしてくれる、責任感がある、などいろいろ出てくると思います。

今回は、5万人の調査で衝撃判明したという「いい人」ほど癌になりやすい!という結果についてお話しします。

もちろん、全てにおいて当てはまるとは考えていませんが、少なからず考慮すべき点だと思いますので一読してみてはいかがでしょう。

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イライラ・焦燥感のある人は心臓病になりやすい

ヨーロッパのハイデルベルグ(ドイツ)という地域の住民を約10年間、追跡調査した結果、

ある性格パターンの人は癌(ガン)になる率が高く

ほかのある性格パターンでは、心植病になる率が高かった

という調査データがあります。

 

アメリカの疫学調査(地域や集団を対象として病気や健康などの原因を統計的に明らかにする調査)では

非常に攻撃心や競争心が強く

焦燥感(しょうそうかん)

(イライラし焦る感覚)のある

いわゆるモーレツ型の人は心臓病になりやすいことが明らかになっています。

 

この性格ないし行動パターンの人は、タイプAと呼ばれています。

ちなみに、タイプAでない性格はタイプBと定義されていますが、これはタイプAでないという定義づけで、特に意味はありません。

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癌(ガン)と性格の関連性

東北大学医療技術では

癌(ガン)と性格の関連を探るための調査を、次のように行いました。

 

宮城県では、過去に「健康と生活習慣調査」を行いましたが、その中で癌(ガン)の既往歴(以前にかかった病気の経歴)を調査するとともに、性格テストも合わせて行って、その結果を分析したわけです。

性格の検査には、イギリスの心理学者アイゼンクが開発したEPQ-Rテスト(短縮版)というものを用いたそうです。

この調査は、県内の14町村の40歳から64歳までの住民全員を対象に行いました。

対象総数は52123名に対して、有効回答数は47605名でした。

 

この調査の結果

ある特定の性格の人は

ほかの性格の人に比べて、癌(ガン)の既往の割合が高いことが判明されたのです。

ある特定の性格というのは、「タイプC」と呼ばれている性格のことです。

「タイプC」の性格内容については後で述べますね。

 

詳しい数字で中し上げますと

癌(ガン)の既往歴のある人を、タイプCと、そうでないタイプとに分けて比べると、タイプCの人は、非タイプCの人よりも、癌(ガン)にかかった割合が約1.7倍高いという結果が出たのです。

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男性のほうが癌(ガン)になる率が高い

男女別では

癌(ガン)の既往歴のある人は

男性ではタイプCが1.1%、非タイプCが0.5%でした。

つまり、男性のタイプCでは、非タイプCに比べると、癌(ガン)にかかった割合が、およそ2.2倍高いのです。

 

女性で癌(ガン)にかかったことのある人は

タイプCが2.2%、非タイプCが1.7%で、タイプCの女性が、癌(ガン)にかかった割合は、非タイプCより1.29倍しか高くありませんでした。

 

つまり、タイプCの人でも

女性より男性のほうが、癌(ガン)にかかっている割合が高いということです。

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感情を抑制できる人が「タイプC」

それでは、明らかに癌(ガン)にかかった割合の高いタイプCとは、いったいどんな性格なのかを説明しましょう。

タイプCという名前ですが、さきに述べたモーレツ型のタイプA、それ以外のタイプBに対応したタイプCというわけではありません。

タイプAおよびBとはまた別の、第二の性格という意味で出てきた名前です。

 

このタイプCの大きな特徴は

感情の抑制です。

自分の正直な感情をおさえて、気持ちをストレートに出しません。

特に怒りは表に出しませんし、人に向かって攻撃的な言動もとりません。

いろいろな場面場面で、できるだけ感情的にならずに対応しようとします。

その意味で合理的といえます。

 

タイプCの人は、基本的に我慢強く

人との争いごとを好まず、社会的協調性や同調性に優れています

自分のいい分、主張はおさえて、できるだけほかのみんなに合わせようとします。

社会的、常識的な価値観に従おうとします。

 

このような性格の人は

ほかの人から見ると、いわゆる、「いい人」「いい性格」に見えます。

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ストレスが免疫力を低下させる

それでは、タイプCの人になぜ癌(ガン)の既往歴が多かったのか、考えてみましょう。

きわめて単純ではありますが

性格そのものが、体に影響を与えると考えることができるでしょう。

ストレスと病気の関連についてこちらもご覧ください

 

 

ききに述べたように、タイプCの人は、自分の主張をできるだけ外に出さず、周囲の人と協調しようとします。

 

そういうことばかり続けていると

外からのストレスが過剰にかかったとき、外に向かってうまく発散したり、処理したりできず、しだいにストレスは蓄積していくでしょう。

ストレスが自分の中で処理しきれないと、しだいに疲労し、抑うつ的になってしまいます。

抑うつとは、気分が沈んで重苦しくなり、無気力、意欲の減退、興味の喪失、社会的関心の喪失などを呈した状態のことです。

 

こうした、抑うつ状態が続くと

心が体に働きかけて生命力に影響して

体か本来持っている生体防御反応を弱めたり、免疫能力(病気に対抗する力)を低下させたしてしまうことが考えられます。

 

それが、癌(ガン)の引き金になる、というのが一つの解釈です。

これほど直接的ではなくて、もっと間接的な考え方もできます)タイプCという性格と癌(ガン)という病気の間に、生活習慣という要因を絡ませるのです。

つまり、性格が生活習慣に影響を与え、その生活習慣が原因て病気の危険を増大させるというわけです。

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癌(ガン)を増悪させる因子

性格と生活習慣の関連調査で以下の結果が出ています。

 

タバコ・酒

タバコを吸う人は、酒を飲むかどうかに関係なく協調性が低い。

酒を飲む人は、タバコを吸うかどうかに関係なく外向的。

タバコまたはたは酒をやめた人は神経質。

 

肥満度

やせた人は内向的で神経質、太った人は外向的で神経質ではない。

 

睡眠時間

睡眠を長めに取る人は協調性が低い、睡眠が短かめの人は神経質。

 

日常の運動

大多数(80%)の人は運動していない。運動している人は外向的、していない人は内向的。

 

規則的な食事

朝食を毎日食べない人は協調性が低く神経質。

 

結果をみていろいろ言いたいことはあると思いますが、そこはスルーしましょう。

これらのことからも、性格は生活習慣と密接に関連していることがわかります。

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癌(ガン)の予防についてはこちらもご覧ください

 

 

 

生活習慣と病気の関連についても

タバコを吸う人は癌(ガン)になりやすいとか

過度に日光浴をする人は皮膚ガンになりやすい

などといわれ、日常の生活習慣が病気の危険因子として作用することは、ある程度、認められています。

 

したがって、タイプCの性格が

生活習慣に影響を与えて

その生活習慣が原因となって癌(ガン)が発病する、という解釈も可能なのです。

 

もう一つの考え方として

性格と生活習慣とが複合的、相乗的に癌(ガン)を発病させる、ということも考えることができるでしょう。

例えば、さきに述べた「性格が生活習慣の決定に影響を与え、それが原因で癌(ガン)が発病するという考え方だけでは、タバコを吸っても、ガンになる人とならない人がいることを説明できません。

しかし、復合的、相乗的に影響しているとすれば、その説明も可能になります。

研究者によっては、タイプCの性格は、癌(ガン)の危険因子というよりも、癌(ガン)を増悪させる因子として働くのではないか、と考える人もいます。

 

ところで、これまでの考え方は

いずれも、原因としてタイプCの性格があり、結果として癌(ガン)の発病がある、という図式の上に成り立ったものです。

しかし、今回の調査結果は、タイプCの人に、「癌(がん)の既往歴が多かった」にすぎないのです。

この結果だけでは、タイプCが癌(ガン)の原因だったとはいえません。

 

逆に、癌(ガン)になったことが原因で、性格的にタイプCになってしまったのかもしれない、と考えることができます。

どちらが原因なのか結果なのか、今の段階てはわかりません。

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ストレス発散し心身のリラックスを

ともあれ、今回の調査結果によって

タイプCという性格が

癌(ガン)と関連しているかもしれない、ということはいえるでしょう。

 

とすると

自分はタイプCではないか?

癌(ガン)にかかりやすい性格ではないか?

と気になる人もずいぶんといらっしゃるのではないでしょうか。

 

以下にテストの抜粋ですから正確には判断できませんが、自分の性格がタイプCに近いかどうかを考える参考にはなるでしょう。

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性格テスト

「はい」という答えが多いほどタイプCに近い

①人と協力するのは楽しい。

②人から恐れられるようにはなりたくない。

③自分の思いどおりにするよりも、社会の規則に従うほうがいい。

④他人に対して失ネLにならないようにしている。

⑤話し好きなほうではない。

⑥初対面の人との集まりでは、楽しむことはできない。

⑦まわりがにぎやかだったり、興奮しているのは好きではない。

⑧人といつしょにいるときは、たいてい静かにしている。

⑨わけもなく、とてもみじめだと感じたことがある。

⑩疲れやすいほうである。

⑪心配症である。

⑫自分が悪かつたと悩むことがよくある。

⑬一度約束したら、どんなに都合が悪くても、必ずそれを守る。

⑭人のものを、壊したりなくしたりしたことはない。

⑮人の悪口をいったことがない。

⑯人をだましたことはない。

 

もし自分がタイプC、あるいはそれに近いようだ、と思われるときにはどうすればいいのでしょうか。

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さきに述べたように、タイプCの人は

ストレスを蓄積させてしまうのが特徴です。

 

それも人と協調し、自己主張をしないことによってストレスをため込みます。

これを、いきなり非協調的になって、強く自己主張する正確に変更することは不可能ですし、意味があるとは思えません。

 

平凡なことですが

心を開いて人と良く話をするとか

趣味や遊びなどによってストレスを発散し

心身のリラックスを心がけることが大事です。

そして責任を全部自分で背負い込まないようにすることです。

 

ストレス解消についてはこちらもご覧ください