子供が夏に発症する3つの病気!突然の高熱と喉の痛みはこの病気かも

夏対策 熱中症/食中毒




 

子供が突然、体調不良になれば不安になりますよね?

自分で症状を上手に説明できない子どもの病気は、周りの大人が症状や対策を知っておくことが大事です。

 

今回は、子供が夏に発症する3つの病気!突然の高熱と喉の痛みはこの病気かも?毎年、夏に流行する「ヘルパンギーナ」「喉頭結膜熱」「手足口病」についてお話しします。

3つの病気に共通して見られる症状は、突然発症する高熱と喉の痛みです。

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ではどんな病気なのでしょうか?

ヘルパンギーナ

突然の高熱と喉にできる水疱や湿疹が特徴です。

乳幼児を中心に流行する、急性のウイルス性咽頭炎です。

いわゆる「夏風邪」の一種となります。

主な病原はコクサッキーウイルスA群となります。

 

喉頭結膜熱「プール熱」

突然の高熱と目ヤニ(目の充血)が特徴です。

俗に「プール熱」とも呼ばれる小児の急性ウイルス性感染症です。

主な病原はアデノウイルス3型になります。

 

プール熱についてはこちらもご覧ください

関連記事:>目の充血・目やに・異物感は「はやり目(急性結膜炎)」の可能性も!

 

手足口病

乳幼児を中心に流行する、急性ウイルス性感染症です。

必ずしも発熱は伴わず、手のひら・足の裏・口内にできる水疱や湿疹が特徴とされていましたが、数年前から、発熱を伴い、腕や体にも水疱や湿疹などができるケースが増えています。

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従来と違う「手足口病」に要注意

冬季にはほとんど発症のなかった手足口病ですが、今年は、西日本を中心に1月からすでに、流行の兆しがみられ、特に注意が必要です。

 

主な病原の変化

従来、手足口病の8割は

コクサッキーウイルスA16(=CA16)

によるものでしたが、ここ数年

コクサツキーウイルスA6(=CA6)

が約半数を占めるようになっています。

これにより、冬季の発症や症状の違い、またCA6の免疫を持っていない大人への感染も増加しています。

 

症状の違い

一番の違いは水疱のできる場所です!

 

まれに重症化するケースも

C A16が病原の場合は比較的症状は軽いですが、 CA6では症状が強い傾向にあります。

また、エンテロウイルス71が病原の場合、高熱・けいれんなどの症状が出て、まれに重症化するケースもあります。

早めの受診を心掛けましょう。

 

※大人は感染に気付かないこともあります。水疱ができたら注意!

 

感染を防ぐために

・直接、接触しないように心掛ける

・タオルやコップなどは共用しない

・せっけんでの手洗い、うがいで予防

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特に手足口病の水疱にはウイルスがいっぱいです。

水疱を破ってしまった場合は、せっけんでよく洗ってください!

 

喉が痛い!幼児のサイン

・おっぱいやミルクを飲まない

・喉に手を持っていく

・口の中に指を入れる

 

食欲がなく、だるそうな時は体調が悪くなる兆しなので、できるだけ自宅で安静を心掛けてください

保育園や学校を休ませることで、感染の拡大も防げます。

仕事などで難しい場合は、病児・病後児保育などを利用してください。

 

病児・病後児保育を実施している施設や詳細は、各自治体のホームページで確認、または問い合わせをしておいてください。

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おわりに

子どもは、夜間に具合が悪くなることも多いものです。

すぐに病院へ連れて行った方が良いかの判断に困ったら、小児救急医療電話相談などでまずは電話で相談をしてみてください。

大切なお子さんは親が守ってあげましょう!

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